3話 『カッコよくね？』 ページ5
貴方side
シュンの紹介の基、初期のコルで買える程の武器を買う。
それぞれに新しい武器が手に入ると僕たちは広場まで戻ってこれからの事を相談し合った。
シュン「とりあずオレはβテスト経験者だから武器は使えるっちゃ使えるけどお前らは違うもんな」
『教えてよ』
シュン「いや、それはいいんだぜ。けど…」
そう言って視線を向けた先に僕とサクラもそろって視線を向ける。そして納得。
サクラ「リュウはこういうの得意だから大丈夫でしょ。いくらバカでも」
『そうだよ。RPG系のゲーム、結構やりこんでるし大丈夫だよ。いくらバカでも』
シュン「ま、そうか。いくらバカでも大丈夫か」
リュウ「Σお前ら俺に恨みでもあんのか!?」
ただ単にバカだから心配してるだけ。
まあ、とりあえず行動しなくては始まらないということで僕たちは草原へと移動をし始める。
その途中、リュウの腰に下げている剣をサクラが指差した。
サクラ「ねえ、なんでそれにしたの？」
その言葉に前を歩いていた僕とシュンもリュウを振り返る。
リュウは突然のサクラの言葉にきょとんとしていた。
リュウ「なんでって？」
サクラ「だってえらくそれを気に入ってたじゃない」
『そういえば、一目見て「これにしよう」とか言ってたよね』
シュン「「俺の永遠の相棒!」とか言いながらな」
リュウ「見てたのかよ。だって……カッコよくね？」
その言葉に僕たちは思わず沈黙した。
数分の沈黙のあと僕たちはリュウを置いて三人で草原に向かって歩き出す。
サクラ「早く感覚手に入れたいわね」
シュン「俺がちゃんと教えますよ」
『勘でやれば大丈夫でしょ』
リュウを置いてさっさと歩いていく僕たちにリュウは「おい!」と叫びながら後を追いかけてきた。
だがそれさえも無視するように僕たちは足早に広場を駆け抜けて草原へと向かう。
周りの人たちがなんだなんだと振り返るがそんなの気にしない。
ふと視界の端に栗毛の女の子が映った。彼女は足早に歩く僕たちをポカンとした表情で見ている。
僕の視線に気づいた彼女はハッとして照れたように視線をそらした。
可愛いなと思いながらその子に向かって微笑むとその子は顔を真っ赤に染め上げてそこから立ち去ってしまった。
リュウ「おい!おいてくな!」
サクラ「単純な理由で武器を決めるなんて…」
シュン「バカだとは思ってたけど本物のバカだな、お前」
『今さらだけどね』
シュン,サクラ「確かに」
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みさっと - アドバイスです。 もう少し書くのに間を開けてわどうですか？ 内容は、凄く好きです！ (2018年4月8日 17時) (
レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2018年2月18日 1時
