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41話 ページ41

沢木「ブハァッ!!」

水中に出た沢木が先に陸に上がり、続いて出て来た白鳥と目暮に手を貸した。

沢木「さあ、つかまってください!!」

白鳥と沢木によって陸に引き上げられた目暮。
それに続いて白鳥が陸に上がると、愛梨と蘭を連れた小五郎が「ブッ!!」と顔を出した。
階段で待機していた白鳥に小五郎は声をかけた。

小五郎「スマン!愛梨を頼む!!」

白鳥「はいっ!!」

愛梨を受け取った白鳥は蘭が小五郎によって陸に上がったのを横目で確認して愛梨を安全な場所に避難させた。

愛梨「た、助かったんだね私達……」

白鳥「ええ、もう大丈夫ですよ」

弱々しく微笑んだ愛梨に白鳥も微笑むと、愛梨を安全な場所に降ろした。
急いでその元に小五郎と蘭が駆け寄る。

蘭「愛梨ちゃん!」

愛梨「蘭姉ちゃん……大丈夫だよ」

宍戸「仁科!仁科!!」

急に聞こえてきた宍戸の声に愛梨以外の者が振り返った。
横になった仁科に宍戸が「おい!しっかりしろ!!」と肩を揺らして声をかけている。

沢木「私が人工呼吸しましょう!私は、ライフ・セーバーの資格を持っています!!」

そう言って沢木が近寄ろうとすると、愛梨が座って寄りかかっている柱の隣にある柱の後ろでコナンは蝶ネクタイ型変声機のダイヤルを回した。(よっし、オッちゃんの声で……)

小五郎(コナン)「待ってください!!人工呼吸は白鳥刑事、あなたがやりなさい!!」

突然のその声に、皆が小五郎を振り返る。

小五郎「いや、オレは何も……」

小五郎(コナン)「早くしろ!白鳥!!」

小五郎「え!?」

あきらかに自分の声が聞こえた小五郎は思わず目を見開いた。
そんな小五郎を見ながら「わかりました」と白鳥は仁科の元まで駆け寄り、人工呼吸を始める。
「はて?」と首を傾げている小五郎にコナンは標準を合わせると、麻酔銃を発射した。

小五郎「ひッ!!」

ヨロッとよろけながら小五郎は後ろにあったコナンが隠れている柱にドサッと座る。
それに気づいた目暮が「ン?」と後ろを振り返った。

目暮「毛利くん?」

小五郎(コナン)「警部殿!今度の一連の事件、犯人は村上丈はありません!!」

目暮「何だって!?」

小五郎(コナン)「ナゼなら、阿笠博士を撃った犯人も、奈々さんを殺した犯人も、右利きだったからです!!」

その言葉に白鳥が「右利き!?」と声を上げて仁科から思わず離れると彼はガフッと水を吐いた。
水を吐き出している仁科に白鳥が「た、助かりましたよ」と声をかける様子を沢木は静かに見ていた。

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users1717(プロフ) - 次回作楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: bf17222534 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年4月18日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - どうなるあいりんちゃんコナン君続きが楽しみです (2018年5月12日 17時) (レス) id: cb293f2c0a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああどうするのあいりんちゃんが、コナン蘭おちゃん助けてだせるのかな、続きが楽しみです (2018年5月8日 8時) (レス) id: cb293f2c0a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが楽しみです!(*´ω`*) (2018年4月29日 23時) (レス) id: 86f93bcfe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2017年12月23日 23時

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