31話 ページ31
沢木「沢木公平様。遅れるかもしれないので、ワインセラーのMー18番の棚からお好きなワインを取って来て、皆さんに出しておいてください。鍵はレジのカウンターにある袋の中に入ってます。よろしく。旭勝義」
皆が無言でいる中、愛梨はコナンに小声で話しかけた。
愛梨「ねえ、さっきコナンがジュースを拾った時、あんな紙あったっけ？」
愛梨の問いかけに答えることはなくコナンはただ不思議そうに首を傾げただけだった。
すると奈々がテーブルに手をついて立ち上がる。
奈々「ねえ、私ワインセラー見てみたい!!」
フォード「ボクも見たいです!」
宍戸「オレもどんなワインがあるか、覗いてみてぇな」
沢木「じゃあ、一緒に行きましょう」
その言葉で皆は立ち上がってワインセラーへと向かう沢木の後を追った。
沢木がドアの鍵を開け、扉を開き近くにあるスイッチを押すとワインセラーの中が一気に明るくなった。
中には幾つもの棚の中に収まっているワインがあり、皆は「ほおォォ……これは」「壮観ですなあ!!」と声を上げる。
蘭「涼しい」
沢木「いいえ、温かすぎるくらいですよ!温度は10度から14度くらいがワインを保存するのに理想的な条件なんですが……ここは17度と高すぎますね」
沢木が蘭に説明をしている横で小五郎と白鳥と目暮は並べられているワインを見ていた。
白鳥「うわあ〜〜!!警部!見てください!!希少ワインばかりです!!」
ロマネ・コンティー、ラ・ターシュ、ル・パリ、コート・ロティ、クロ・デュなどたくさんのワインが並んでいた。
沢木「Mー18番の棚は」
愛梨「あれだよ!」
棚を探す沢木の後をついて行っていたコナンの横で愛梨が声を上げて棚を指差すと沢木の足元で何かが光った。
それに気づいた二人が「……えっ!?」と目を凝らしてそれを見るとピアノ線が沢木の足元に伸びていて、
コナン,愛梨「危ない!!」
声をかけるが沢木の足はピアノ線に触れてしまった。
するとその瞬間、沢木の横を何かが駆け抜けてドシュッと樽に刺さった。
コナン「ブービー・トラップだ!!」
棚に背中を預けていた沢木の横でコナンがそう声を上げると愛梨は振り返って「おじさん!警部!!」と声を上げた。
急いで目暮たちがコナンたちの元へと駆けつける。
目暮「これは私の脇腹を撃ったのと同じ矢だ!!」
コナン「警部さん!!ボウガン、ここに仕掛けられてるよ!!」
後ろを振り返ると白鳥と共にコナンと愛梨がワインの近くにいた。
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users1717(プロフ) - 次回作楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (
レス) id: bf17222534 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年4月18日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - どうなるあいりんちゃんコナン君続きが楽しみです (2018年5月12日 17時) (レス) id: cb293f2c0a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああどうするのあいりんちゃんが、コナン蘭おちゃん助けてだせるのかな、続きが楽しみです (2018年5月8日 8時) (レス) id: cb293f2c0a (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 続きが楽しみです！(*´ω｀*) (2018年4月29日 23時) (レス) id: 86f93bcfe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2017年12月23日 23時
