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27話 ページ27

コナンと愛梨は小五郎と白鳥とは反対の方向に走り去っていく。
白鳥がバッと食堂のドアを開けて小五郎と共に入るとキョロキョロと辺りを見回して足を前に進めた。

小五郎「非常口はここか」

目の前にある非常口を見上げてそうつぶやく小五郎。
非常口がどこにあるのかはこれでわかっただろう。





コナンは目の前にあるドアをガチャッと開けると愛梨と共に部屋に入る。
目の前にはガラスを通して魚が泳いでおり、誰かを招くための部屋だった。
辺りを見回して誰もいないことを確認すると二人は次の部屋へと移る。
ワインセラーと書かれた部屋の前、愛梨がドアノブを回すがガチャガチャと音が鳴るだけでドアが開く気配はなかった。

愛梨「ここだけ鍵がかかっている」

顔を見合わせた二人はそのまま皆が集まっている部屋へと戻った。





小五郎と白鳥と共に戻って来た二人は白鳥が目暮に異常がないことを知らせているのを小五郎の後ろから見ていた。

宍戸「となると、6はオレの事かも知れないな」

奈々「何で?」

宍戸「宍戸の宍にゃ、六が入ってんだろ!」

目暮「あっ!?確かに!?」

今気づいたとばかりに声を上げる目暮たちに愛梨は思わず溜息をついた。
(今気づいたんかい)と心の中で突っ込むと隣にいたコナンが皆を見上げて口を開いた。

コナン「他の3人にも数字が入ってるよ!?」

小五郎「何っ!?」

コナンを振り返る小五郎たちに愛梨は口を開いた。

愛梨「ホラ、奈々さんは7」

コナン「仁科さんは2」

愛梨「フォードさんは英語で4の事をフォーって言うでしょ?」

小五郎「そうか、これで3と1がいれば全部の数字がそろう」

目暮「3ならいるぞ。キミの目の前にな」

考える小五郎を振り返ってそう言った目暮に小五郎は「え!?」と驚いて「おい、まさか」と目の前の白鳥を見る。

白鳥「私の名前は、白鳥任三郎なんです」

小五郎「任……三郎……?」

思わず驚きの表情を浮かべる小五郎の隣でコナンと愛梨も目を見開いて白鳥を凝視していた。
初めて知った白鳥の名前に驚いている。

白鳥「でも、さすがに1はいないようですね」

白鳥のその言葉に蘭が俯きながら「……新一」と呟いた。
目暮が「え!?」と聞き返すと蘭は顔を上げる。

蘭「1はもしかしたら新一の事じゃないかしら?」

目暮「工藤くん、ここへ来てるのかね!?」

蘭「いえ。でも、ふとそんな気がしたんです」

コナンと愛梨は顔を見合わせた。

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users1717(プロフ) - 次回作楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: bf17222534 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年4月18日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - どうなるあいりんちゃんコナン君続きが楽しみです (2018年5月12日 17時) (レス) id: cb293f2c0a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああどうするのあいりんちゃんが、コナン蘭おちゃん助けてだせるのかな、続きが楽しみです (2018年5月8日 8時) (レス) id: cb293f2c0a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが楽しみです!(*´ω`*) (2018年4月29日 23時) (レス) id: 86f93bcfe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2017年12月23日 23時

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