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10話 ページ10

怜子「だから今回はもう帰りなさい。邪魔だから」

歩美,光彦,元太「……はーい」

子どもたちは仕方なさそうに返事をして、客席を出て行った。





怜子に追い出されたコナンたちは扉を開けて二階ホワイエに出てくると、下へ降りるエスカレーターへ向かった。

光彦「歌唱指導を引き受けてくれたのは嬉しいですけど……」

先頭を歩いている光彦が口を開くと、

元太「カンジ悪いよな、あのおばちゃん」

歩美「うん、ちょっと……」

元太と歩美も顔を見合わせる。
子どもたちの後ろを歩いていた灰原と愛梨とコナンも同じ印象を受けていた。

哀「典型的な女王様タイプって感じね」

コナン「ああ……」

愛梨「ちょっと哀に似てるよね」

愛梨が何気なくつぶやくと、灰原はギロッと鋭い目でにらみつけた。

愛梨「あ、いや……ほら、彼女美人だし……」

コナン「アハハ……」

慌ててフォローする愛梨と苦笑いをしているコナンの後ろで、園子と蘭も怜子の話をしはじめた。

園子「秋庭さんて、意地悪なのか親切なのかわかんないね」

蘭「うん。でも、もしかしたら、緊張してる紫音さんに気を遣ってみんなを追い出したのかもしれないよ」

蘭の意見に、園子は「え?考えすぎじゃないかなぁ」と首をかしげる。
愛梨とコナンは前を歩きながら、黙って二人の会話を聞いていた。



翌日。
蘭と園子はテニスをするために米花公園に来ていた。
緑に囲まれたテニスコートで軽くラリーをしたあと、ゲームを始めた二人は、真剣にボールを打ち合った。
園子のサーブを蘭が打ち返し、二人の間でクロスラリーが続くと、園子がバックハンドでロブを上げた。
高く打ち上げたボールは蘭の頭上を越え、ベースラインぎりぎりのところで落ちた。

園子「ラブ、サーティ!」

二ポイント先取した園子がVサインを出し、蘭はやれやれと転がったボールを取りに行った。

蘭「もぉ……シロウト相手に本気になんないでよねー!私、Aじゃないんだからー!」

園子「オーホッホッホ。獅子は兎を追うときも全力を尽くすものよ」

蘭「はいはい。どーせ私は兎ですよ!」

ベースラインに立った蘭がボールを突いていると、園子が「そうだ!」と叫んだ。

園子「今度ミックスダブルやろうよ!Aと新一君呼んで。Aには男役やってもらえばいいし!」

蘭「……新一?」

突いていたボールをギュ…ッと握りしめたかと思うと、蘭の肩がわなわなと怒りで震えだして、園子はギョッとした。

蘭「あんな推理オタク……!!」

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AYANE(プロフ) - 質問なんですが?夢主ちゃんは、何歳ですか? (2021年4月22日 21時) (レス) id: 91263c781e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Ms.分情 十雅さん» プレイリストに最初の話がありますからそこに設定が載っていますよ! (2019年5月27日 16時) (レス) id: 8c299fa2e0 (このIDを非表示/違反報告)
Ms.分情 十雅 - 私はコナン大好きです。凄く面白かったです! 夢主ちゃんの設定が分からないので教えて頂ければ幸いです。 (2019年5月27日 14時) (レス) id: 4167ffb2cd (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年4月18日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
茉歩(プロフ) - 初めの黄色い文字が見づらいかもしれないです。すいません!でも、とても面白いと思います!更新頑張ってください^ ^ (2017年6月24日 8時) (レス) id: 9fa3df96cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2017年1月8日 0時

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