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43話 ページ43

コナン「くそっ!やっぱりあの音と連動してやがる……!」

愛梨はピンをズームアップして、客席の最後部を見た。

(犯人はおそらくどこからか見てるはず……!)

四階の客席から左の投光スペース、右の投光スペースと上からくまなく見ていき、下の階へ目を移す。
三階右にはカーテンが閉じられた堂本の控え室、客席、そして左の応接室……。
照明を落とした応接室のカーテンの間から、黒い影が見えた。
そのとき、堂本が例の鍵盤を押した。

怜子「またよ!」

ずれた音に気づいた怜子がステージを振り返り、コナンのメガネから再び爆発音が聞こえてきた。

(見つけた!やっぱりあの人だ……!)

愛梨はさらに右レンズをズームアップして、黒い影の手元を見た。
その手にはリモコンのようなものが握られている……!

怜子「いいわ。私がステージに上がって演奏を止める!」

怜子がバルコニー席から出て行こうとすると、二人は「待って!」と小さく叫んだ。

愛梨「下手に止めると、リモコンで爆破する気だよ。見つけたんだ、リモコンを持った犯人を!」

怜子「でも早く止めないと、またあの音が……!」

怜子の言うとおりだ。
早くしないと、また爆発が起きてしまう───。

(くそぉ、どうする!?ないのか?演奏をうまく止められる方法は!爆破を躊躇させる方法はないのかよ……!?)

二人が必死に考えをめぐらせていると、怜子が「……3分」とつぶやいた。

怜子「3分あれば、足りる?」

コナン「え……うん、だけど……」

怜子は目を閉じて深呼吸をした。
そして二人を見て微笑む。

怜子「じゃあ頼んだわよ、探偵君たち」

愛梨,コナン「…うん!」

二人は大きくうなずいた。





ステージでは、堂本のパイプオルガンと紫音のバイオリンの伴奏で、ららが堂本のオリジナル曲を歌いあげていた。
すると、バルコニーに出た怜子が曲の一瞬の切れ目をついて、アカペラで『アメージング・グレイス』を歌い出した。
怜子の歌声に気づいた客たちが一斉にバルコニー席を見上げ、堂本と紫音が演奏をやめた。
ららも驚いて見上げる。
怜子はざわつく客席に臆することなく、堂々とその声を披露した。
柔軟で優美な歌声が客席に響き渡っていく───。
二人は怜子の声に魅了されていく客席を見て微笑むと、カーテンを開けてバルコニー席を飛び出した。





歩美「怜子先生だ!」

反対側のバルコニー席に怜子の姿を見つけた歩美は席を立ちあがった。
元太と光彦も目を輝かせる。

蘭「この曲……」

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AYANE(プロフ) - 質問なんですが?夢主ちゃんは、何歳ですか? (2021年4月22日 21時) (レス) id: 91263c781e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Ms.分情 十雅さん» プレイリストに最初の話がありますからそこに設定が載っていますよ! (2019年5月27日 16時) (レス) id: 8c299fa2e0 (このIDを非表示/違反報告)
Ms.分情 十雅 - 私はコナン大好きです。凄く面白かったです! 夢主ちゃんの設定が分からないので教えて頂ければ幸いです。 (2019年5月27日 14時) (レス) id: 4167ffb2cd (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年4月18日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
茉歩(プロフ) - 初めの黄色い文字が見づらいかもしれないです。すいません!でも、とても面白いと思います!更新頑張ってください^ ^ (2017年6月24日 8時) (レス) id: 9fa3df96cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2017年1月8日 0時

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