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47話 ページ47

コナン「しまった!照明をやられた!!」

ビルの屋上にいた愛梨とコナンは夜空に消えたベルツリーを呆然と見つめた。
やがてベルツリーの下半分だけライトアップが復活し、再びその姿が夜空に現れた。
しかし、第一展望台は真っ暗なままだ。

愛梨「これじゃあ昴さんが……!」

愛梨は後ろを振り返り、浅草スカイコートの最上部を見上げた。





愛梨「マズイ!このままじゃ歩美を連れ去られちゃう!!」

愛梨とコナンは犯人追跡ピンとメガネを暗視モードに切り替え、第一展望台を見た。
すると───歩美を抱きかかえて後退したヨシノが、サブマシンガンを持った手で頭に何かを装着するのが見えた。

コナン,愛梨「まさか……!」

コナンと愛梨がさらにメガネとピンをズームアップしてヨシノを見ると───後退しながら後方を確認したヨシノは額につけた暗視鏡を目の上にセットした。

コナン「暗視ゴーグル!?マズイ!!」

ヨシノの近くにはモニターから飛び出して拳銃を構えたジョディがいるのだ───!

愛梨「逃げてジョディ先生───!!」





暗闇の中で暗視ゴーグルをつけたヨシノは無敵だった。
笑いながらジョディをあぶりだすようにサブマシンガンを乱射し続けている───。

コナン「ヤベェ!このままじゃみんな殺やれちまう……!!」

ビルの屋上に立ったコナンと愛梨は険しい表情でベルトのバックルを見た。

愛梨「何とかしてヨシノを照らし出せれば、昴さんが狙撃してくれるはず。だけど……」

愛梨はコナンを見る。
コナンは奥歯をかみしめながら負傷した左足を押さえた。
軸足がこれでは、ボールを蹴ることができない───……!

(クソォ!)

愛梨「わかった。新一、私がやるよ」

コナン「え?」

愛梨「私、足はケガしてないし、ボールを蹴ることぐらいならできるしね」

コナン「けど、どうやってヨシノの姿を……」

そのとき───焦るコナンの脳裏に、ヨシノの暗視ゴーグルが思い浮かんだ。

コナン「!!待てよ。確か、あの暗視ゴーグルは旧型だったよな……?」

愛梨「え?あ、うん」

コナン「なら、あとは、Aがベルツリータワーに光を灯すだけ───……」

コナンは周囲を見回し、車輪の取れたスケボーに目を留めた。

コナン「あれか!?」

そして屋上の縁に手をつき、ビルの真下を見た。

(この高さを利用すれば……いけるか?いや、やるっきゃねー!!)

意を決したコナンは顔を上げ、愛梨に考え付いたことを教えた。
話を聞いた愛梨はポケットからスマホを取り出した。

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わー(プロフ) - 受験頑張ってください!更新いつでも待ってます☆ (2016年10月23日 22時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗アリス(プロフ) - 面白いです 更新頑張ってください。 (2016年9月2日 0時) (レス) id: b0830be5c7 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリ梅(プロフ) - いつもみてるよ!更新頑張ってね! (2016年8月30日 15時) (レス) id: 67c7ff17b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2016年8月29日 21時

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