君が壊れるその前に。【赤羽業】

嘘の時間 ページ5

side学秀









「お前のお母さんは病気で。お父さんは……こ、交通事故で……」









思わず、嘘をついてしまった。









けど、Aに言えるはずがなかった。









警察に自首していて、今は警察署にいるなんて。









そのことを伝えてしまえば、記憶が戻るかも知れない。









けど、僕は嘘を吐いてAと付き合っていることにしている。









記憶が戻る前に、僕に惚れさせれば何も問題はない。









「嘘をついていてでも、愛しているんだ………」









Aはお茶を淹れにいっているので、このことは聞こえていないはずだ。









アイツは優しいからな。









僕の好意に答えないと、なんてことを考えているのだろう。









そんな優しいAを利用している自分が、









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿憎く、感じた。









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皆さん、もうランキング入りましたよ!?

何かの間違い!?夢!?

驚きなぅです←←

更に上を目指して頑張りたいと思います。






評価してほいいな………(・□・)/

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