幸せの街。~past~ (ページ9)

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II ページ9

照｢あ、大介～｣

｢おぉ！ちょっと遅れちゃった、ごめん｣

照｢いつもの事だろ笑｣

あの日勇気を振り絞って声をかけたのは間違いじゃなかった。

あのあと何故か俺と照は意気投合し、今では週4くらいで遊ぶほどの仲に。

遊ぶって言っても、カフェでお話したり、
タピオカ屋さんに行ったり笑

照｢大介ダンス凄いんでしょ？今度筋トレ教えてやるよ｣

｢まじ?!ぜってぇ役に立つわ
あ、もう18時か。ごめん帰るね｣

照｢あぁ金曜日？そんな感じ、なんかいいよな、｣

その頃の俺らは、金曜日は必ずみんなで夜ご飯を食べるというルールがあった。

話の中でよくBrillerの連中の話もしてたから、照もよく知っている。

だけどその時の照の羨ましそうな、寂しそうな、辛そうな…そんな顔が頭から離れなくて、

俺は1度歩き出した足を引き返した。

｢ひかる、っ！｣

照｢ん？どーした？｣

｢一緒に、来ない？俺の家｣

照｢え、でも……いいの、？｣

｢うん！とりあえず電話するね｣

『この前話したさ、最近できた俺の友達、今日連れてってもいい？』

深『え、あれ現実の話だったの?!大介のことだから妄想でもしてんのかと思ったよ』

『んな！俺にも友達くらいいます～、で？いい？』

深『いいよ、大した料理出せないけど』

『よっしゃ！んじゃ、今から帰るね～』

家主である辰哉に電話をかけると、またまたまたまたからかわれたけど、とにかく今はあんな顔をした照を1人にしたくなかった。

｢よしっ、行こっか！｣

照｢うん、ほんとにいいの？｣

｢んも～、いいって！人数多い方が楽しいしねっ｣