50 ページ5
〜tatuya side〜
照の名前を呼ぶ女の子の声がした。「主任」って言ってたから会社の子だろう。
俺は康二に照の所に行くように伝え、その場を離れた。
照は主任でみんなから尊敬されてるし、信頼されている。
だから、そんな照のパートナーが俺みたいな男って知られない方がいいと思った。
照たちから見えない場所にちょうどいいベンチがあった。
腰を下ろしてため息をつく。照の方をみると楽しそうに話していた。
手で顔を覆う。さっきまであんなに楽しかったのに・・・・
森「あれ？岩本さんの奥さんじゃないっすか？」
「え？あ、あの時の・・・」
そこには、照が酔っ払った時に送って来てくれた人がいた。
「あの時はありがとうございました。」
森「とんでもない！！こちらこそ何かすいませんでした！・・・ってか、
きちんとご挨拶もしないまんま帰っちゃったんで、改めてご挨拶いいですか？
岩本さんの部下で、森本と言います。森本慎太郎です！宜しくお願いします！」
「え？あ、あぁ・・・俺は深澤辰哉と言います。」
森「岩本じゃないんですね？」
「うん。同性同士は籍入れられないからね」
森「そうなんですか！？あーでも、深澤さんって呼ぶのもあれですよね・・・
なんて呼んだらいいですかね？あ、ちなみに俺のことは『森本』でも『慎太郎』でも
なんなら『慎』とか『たろ』でもいいです。はい！」
「えーっと・・・普通に森本くんで・・・で、俺の事はみんな『ふっか』って呼ぶから」
森「わかりました！ふっかさんですね！！・・・じゃ、行きましょう！」
「え？どこに？？」
森「岩本さんのところに決まってるじゃないですか！」
「いや、ちょっと待ってよ・・・」
森「待ちませんよーほらほらほら・・・・」
訳のわからないうちに腕を掴まれ、照たちがいる場所へと引っ張られる。
照を担ぐ事ができるだけあって、力がめっちゃ強い・・・
俺は為す術もないまま、引きずられるかのようについて行くしかなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1022人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜那妃(プロフ) - 777さん» 一個飛ばしのレスでごめんなさい。ありがとうございますぅ〜〜❤️無理矢理感満載でしたが、今後に続けたいと思ってまぁす！ (10月2日 6時) (
レス) id: b3d7f13563 (このIDを非表示/違反報告)
777(プロフ) - ステキな家族のお話に、癒やされました。まずは一区切り、お疲れ様でございました。 (10月2日 2時) (レス) id: 3f9f1fa863 (このIDを非表示/違反報告)
777(プロフ) - 桜那妃さん» 桜那妃様も行ってらっしゃいませ〜！お互いぼちぼち頑張りましょう！ (9月30日 7時) (レス) id: 3f9f1fa863 (このIDを非表示/違反報告)
桜那妃(プロフ) - 777さん» うわぁ！仲間だー！私もこれから出勤です！お互いほどほどに頑張りましょう。気をつけていってらっしゃーい！！ (9月30日 7時) (レス) id: b3d7f13563 (このIDを非表示/違反報告)
777(プロフ) - 桜那妃さん» おはようございます。今から出勤です。今朝の話も、iwfkkjのステキな家族が、色んな人に認めてもらえて、こっちまで嬉しくなっちゃいました！ (9月30日 7時) (レス) @page48 id: 3f9f1fa863 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜那妃 | 作成日時：2023年8月24日 9時
