Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ48)

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〜tatuya side〜

今、俺にとって最も憂鬱な日がやって来た。
そう・・・・出社日。仕事だからさ？行くよ？行くけどさ
正直めんどくせぇ。どうせ、会社内に俺の噂が広まってて
会社行ったら大抵の人は遠巻きに見てきて、ふざけた奴は茶化してくる。
ま、ちゃちゃっと終わらせて康二のお迎えまでに帰ろ。
康二の幼稚園は降園時間の後も延長で預かり保育をしてくれる。
今日はそれを利用してるから、お迎えもいつもの14時じゃなく17時。

「忘れ物ないかな？データ持った。社員証持った。ICカード持った。携帯持った。財布持った。
・・あ！保護者プレート忘れた！！ヤベーヤベーこれなきゃお迎えいけねーよ！
よし、大丈夫だな・・・じゃ、行って来ます。」

俺は誰もいない部屋に声をかけた。

電車で数駅行けば、社の最寄駅。こんなに近いのに、プライベートで誰にもバッタリ
なんてこと無かったなぁ〜なんて思いながら、ビルの守衛さんに声をかける。
エレベーターを待ってると後ろから『あ、深澤さんだ・・・』とヒソヒソと話声が聞こえる。
はい。深澤さんですよー。あんたらがこの間まで、キャッキャ言って媚び売ってた人ですよぉ
なんて、ちょっとイライラしていた。
エレベーターに乗り込み、自分の所属してる部署のある階数を押す。
他にも人は乗ってるけど、何となく俺の周りが空いてる気がした。

社員証を翳し、指紋認証と顔認証でフロアの入り口が開く。

「・・・はよーっす。」

きっとここでも遠巻きなんだろうなぁ・・・と思いつつ挨拶をした。
早く、帰って照と康二に会いたいな・・・・。