Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ42)

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部下の子は会社での照の様子を話してくれた。

部１「岩本さんは、ほんっとみんなから頼りにされてるんです。
俺たち下の人間もそうなんですけど、もっと上の人たちもそうなんです。」

「そうなんだ〜。そっか・・・じゃあ、俺の存在は内緒にしててくれる？」

部１「どうしてですか！？」

「だって、俺男だよ？そんだけ頼りにされてる人のパートナーが男って知ったら
やっぱり何らかの影響あるでしょ？照の足引っ張りたくないし・・・」

部１「いやいやいや・・ちょっと待ってください！！そんなこと無いですって！
もしかしたら、中には偏見を持ってる人もいるかもしれません。
だけど、俺は・・・俺たち『チーム岩本』にそんな奴は1人もいません！！！
それに、岩本さんの奥さん、めっちゃ可愛いじゃないですか！！！」

照「・・・人の奥さん、どさくさに紛れて口説かないでくんない」

ソファーで寝てると思ってた照が、徐に俺を後ろから抱きしめた。

「わぁ！びっくりした！！照、起きてたの？」

照「ただいま、ふっか。・・・ごめんね。迷惑かけて。俺、重かったでしょ？」

部１「いえ、大丈夫です。」

照「・・・何ニヤついてんだよ。」

部１「いや、岩本さんもデレるんだなぁって(笑)こんな岩本さん見たこと無いんで」

会社での照が垣間見えた気がして、なんかキュンとした。

部１「あ、そろそろ俺帰ります。お茶、ごちそうさまでした。」

「何のお構いもできなくて・・・また今度ゆっくり遊びに来てよ。ね、照？」

部１「いいんすか！？俺、マジで伺いますよ？」

照「こいつが良いって言ってんならいいよ。ほんと、迷惑かけた。
ありがとな？森本。」

玄関で深々と頭を下げて、また明日ー！！って手を振ってにこやかに帰っていった。
またひとり、受け入れてくれた仲間ができた。