Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ40)

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〜Subordinates side〜

岩本さんが珍しく潰れた。
取引先にどんだけ飲まされてもシャンとしているのに
若い子達が帰った瞬間、道路にしゃがみ込んだ。

「岩本さん！大丈夫ですか？」

照「ごめ・・ちょ、飲み過ぎた・・・」

たまたま通った空車のタクシー捕まえて一緒に乗り込む。
岩本さんの住所は知っていたので運転手に告げる。

学生時代ウェイトリフティングをやっていた僕は、怪我で選手を引退した時
岩本さんに誘われて会社に入った。岩本さんが主任になって「チーム岩本」が
できた時、真っ先にチームに入れてもらった。
僕にとって岩本さんは、尊敬する人で頼れる兄貴でもあった。

岩本さんの家に着いた時、完全に潰れていた。
担いでインターフォンを押す。応答した声が若干低い気がしたが
あまり気にせず、部屋に向かう。
玄関のインターフォンを押そうとした時、ドアが開いた。

「あ、こんばんは。すいません。岩本さん珍しく潰れてしまって・・・・」

ドアから顔をのぞかせたのは、とても可愛らしい男性・・・？

深「わぁ〜すいません！！ご迷惑をかけました！！照・・・照？？起きて」

「えっと・・・よかったら運びましょうか？」

深「お願いできますか？さすがに俺じゃ運べないんで・・・」

俺って言ったよね。
男性に見える女性って訳じゃ無さそうだし・・・
もしかして、奥さんじゃ無いのかもしれない。
そんな事思いながら、部屋の中に運び入れた。