Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ35)

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子供の順応力の高さに驚くと共に、園の理念である「多様性」の教えに感心した。
小さい頃から、多様性って言う考え方を身につけるとこんなに簡単に他者を認める事が
できるようになるんだ。俺たちみたいな、少数派を偏見では無く見てくれる。
それって、なかなか出来そうで出来ない事だったりするんだよな。

『こうじくんのおとうさん、おっきいねぇ〜』

女の子が俺を見上げる。
そこまで大きくないと俺は思うけど、それでも４歳児から見たらデカいよな。

「そう？ありがと。これからも、康二と仲良くしてね？」

しゃがんでお礼を言って頭を撫でると、なぜか頬を赤らめた。

『うわ、小さくてもしっかり女の子だわ。旦那さん、惚れられたわよ(笑)』

近くで、ふっかとママさんたちが話してるのが聞こえた。

先生「はい、皆さん！お席に座りましょう〜。保護者の方は、壁側にご移動ください」

先生の声に子供たちが席に着き、保護者は左右と後方の壁際に移動した。

先「では、これから保護者参観を始めます。
最初にご挨拶をしましょう。おはようございます。」

先生の号令で子供たちが元気良くご挨拶をし、出席を取るのに呼ばれた名前にも
大きな声で返事をしていた。

先「はい、よくできました。みんな元気ですね！今日はこれから、お歌とダンスを見てもらって、
最後にお家の方と一緒におんぶ競争をします！！はい！いいですか？
じゃあ全員・・・・たーてよほい！！」

先生の号令で子供たちが一斉に立ち上がった。