Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ34)

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わらわらと子供たちが教室に戻ってくる。
各自、自分の親を見つけて駆け寄っていく。
康二も俺たちの元に来て、なんだかモジモジと照れている。

「なーに照れてんだよ」

しゃがんで頭をなでれば、満面の笑顔になった。

『ねーねーこうじくん。どっちがこうじくんのおとうさんなの？』

同じクラスの子だろうか？遠巻きに見ていた家族のお子さんが康二に聞いて来た。

康「あんなぁ、ひかるくんがオトンやで？」

『じゃぁこっちのひとは？』

康「ふっかさん！」

『ママじゃないの？』

康「ママってなにぃ？」

『ママは、ごはんつくってくれたり〜おせんたくしたりしてくれるひと〜』

康「そうなん！！それやったら、ふっかさんはママやね」

『でも、おんなのひとじゃないじゃん。ママはおんなのひとじゃなきゃダメなんだよ？』

康「え？でも、ママはごはんつくって、おせんたくしてくれるひとやろ？
ふっかさん、いっつもごはんつくってくれるし、おせんたくもしてくれるで？」

『あれー？じゃぁママだねぇ？どうしてかなぁ？』

康二とその子が、2人して頭をひねってる。

深「そうだなぁ〜。俺は康二のママだけど、みんなのママみたいに女の人じゃないよね。
うん。でもね？みんなのママと同じで、パパのことが大好きで、康二の事が大好きなんだよ。
だから、みんなのママと違ってママじゃなくて・・・んーそうだなぁ
・・・ふっかママって言うんだよ。」

『ふっかママ？』

康「そうやったの！？はじめてしった！！！びっくりや！！！」

『ふっかママ』と言う新しいジャンルのママだと言い張るふっか。
そして、それを信じる子供たちは一様に「すげー！！」と感心している。
何がすごいのかよくわからなかったけど、ふっかが子供たちに懐かれるのに
時間はかからなかった。