Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ33)

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頃合いを見計らって幼稚園へ向かう。
参観は午前中のみで、終わったら一緒に降園できるって事だった。
子供たちは園庭遊びが終わって、身支度をしているらしく1人もいなかった。
康二の教室に入ると、一瞬教室がざわついた。
あ、これは・・・保護者参観に男2人で来ればそりゃ変な目で見られるよな・・・
せめて、康二とふっかには嫌な思いさせたくないと思い身構える。

『あれー康二くんママ？』

1人の女性がふっかに話しかけてきた。
それを皮切りに数人のママさんがふっかを囲み談笑を始める。

『で、康二くんママ？こちらがもしかして噂の・・・・』

深「あ、うん。そう。・・・旦那」

『旦那さんめっちゃイケメン・・・康二くんママ、うちの旦那と取っ替えない？』

深「え！やだよ！取っ替えないよ！！ダメダメ！！！」

何かよくわからず、俺だけ置いてけぼり状態。

「ふっか、皆さんは・・・？」

深「あぁ照、ごめん。この人たちは、バス仲間(笑)
子供たちが同じバス停から園バス乗ってんの。」

「あ、そうなんだ。初めまして、岩本です。いつもこれがお世話になってます。」

俺が挨拶すると、皆さん口々に『こちらこそー』ってにこやかに返してくれた。

『いつもお噂は康二くんママから伺ってたんです。お会いできて嬉しいです。」

「え、噂ですか？ちなみにどんな？」

『旦那さんがカッコいいとか、優しいとか？大体が惚気ですよねぇ』

深「ちが！！照？違うからね？もぉ！みんなが聞いてくるんでしょうよ！！」

ふっか？そんなに真っ赤な顔した否定は肯定してるようなもんだよ。
でも、このママさんたちは俺たちに対して偏見とか無いのかな？
ふっかに対しても、俺に対しても普通に接してくれるのは
毎日ふっかに会ってるからなんだろうな。
その証拠に、クラスの半数以上の保護者は俺たちの事を遠巻きに見ていた。

康「あ！ひかるくんとふっかさんやーーー！！！！」

その時、大きな声とともに康二が教室に入ってきた。