Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ30)

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〜tatuya side〜

家に書類を忘れたことに気づいたのは、照から電話があった時だった。
康二と一緒に届けてくれるって言ってくれたので、社で待つことにする。
しばらくすると照から、会社の最寄駅ついたって連絡があった。
駅から会社まで歩いて数分だから、外に出て待つことにした。

康「いたー！ふっかしゃーーーん！！！！！」

「康二〜〜〜！！！」

向こうから康二が両手を上げて走ってきた。どう言う格好なのよ。

康「ふっかさん、わすれものもってきたー」

「うん。ありがとうな康二。」

照「ほい。わすれもん」

「へへ・・ありがと照。」

なんだろう？なんで外で会うとこんなに照れ臭いんだろう・・・

『あ、深澤さんだー。深澤さん〜何してるんですかぁ？
って、誰ですか？こちらのカッコいい人！！！』

あーうるせぇの来た。この子、総務の女の子。名前は知らない。興味ないから。
出社するたびに何か知んねぇけど、すり寄ってくる。
ってか、俺だけじゃなく照にまですり寄んのか？

「あ、お疲れさまです。俺の旦那さんと息子ですけど？」

照「おいふっか。」

『またまた〜何言ってるんですか？もー冗談が過ぎますよぉ』

「いや、冗談なんかじゃないけど？この人は俺の最愛の人で旦那さん。
こっちの天使がうちの息子。俺ね、女に興味ないんだよ。」

照の手を握って、はっきり言った。
その子はビックリした顔して「はぁ！？何？同性愛とか？キモっ！」って
捨て台詞残して去って言った。会社に広まるだろうなぁ〜

照「おい、ふっか！いいのか？今なら冗談って否定できるぞ？」

「照は否定してほしい？」

照「いや、して欲しく無いけど、ふっかの立場が・・・」

「大丈夫。こんなことで後ろ指さされるようなら、そんな会社やめてフリーになればいい。
それより俺は、あの子が照と康二を品定めみたいな目で見られるのが本当に嫌だった。
俺の照なのに・・・・」

照「ふっか・・・あのさ、その顔やめて・・・キスしたくなっちゃうから」

「え・・あ・・・や・・あの・・・帰ってからで・・・」

俺の顔が真っ赤になるのを、康二が「ふっかさん、タコさんみたいやでー」と揶揄う。
だって俺、照とのこと隠したく無いって思うんだ。偏見はあるだろうけど
別に俺たち悪いことしてるわけじゃないしさ・・・。理解してくれてる人もいるしね。