Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ26)

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照と康二のことを教えて欲しいと言われた。
俺たちは康二の生い立ちも全て包み隠さず話すと決めていた。

照「改めまして、岩本照と言います。歳は30歳になりました。
スポーツブランドの会社で、広報部に所属しています。
辰哉さんとは、6年前からお付き合いを初めて、5年前から一緒に生活しています。」

俺と照の出会い。
7年前、とあるメーカーのヒット記念のパーティーで出会った。
そのメーカーと会社のコラボ商品がヒットし、それの広報担当だった照。
俺の会社もそのメーカーと取引があったから、自然の流れで紹介された。
第一印象は、まぁ怖いよね。背高いしマッチョだし、強面だしね。
だけど、挨拶した時に見せてくれた笑顔があまりにも可愛くて、その笑顔に惚れた。

ま「たっつー？何？照さんに見惚れてんの？」

「ちげーよ！・・いや、違くもないけど・・ちげーの！」

照「ふっか(笑)そして、この子が縁あって俺たちの息子になりました。」

康二が母親に置き去りにされマンションの玄関前に座っていたこと。
その母親も、亡くなったこと。康二が無戸籍児で身元がなかなかわからなかった事。
そして、康二には身寄りが見つからず戸籍を作る時に照の実子とした事。
全てを両親と妹に話した。
母親と妹は、驚いた後泣き出し、親父は同じく驚いた後、康二を優しく抱き上げた。

父「康二くん。君はとっても強い子だね？
・・・・君が辰哉の息子なら、僕は君のじぃじだよ？
そして、あそこにいるのが、ばぁばとおばちゃんだよ。」

康二の頭を撫でながら、俺には見せたことのない顔でみんなを紹介した。

康「じぃじ？」

父「そう。じぃじだよ。康二くんよろしくね。仲良くしようね。」

康「おん！！ええよ！もうなかよしやねんな！！！」

ま「ちょっとまってよ！おばちゃんはやめて！！康二くん！まゆちゃん！
私、まゆちゃんだからね？？」

妹がムキになっていた。全員で笑い合える日が来るなんて
照とのことを認めてもらって、康二を受け入れてもらえるなんて・・・

俺は一生両親とは分かり合えないって思っていたのに。