Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ21)

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帰宅した照に今日母親に連絡したことを話した。

照「そっか・・・何年ぶり？お義母さん、元気だった？」

「えっと、俺が自分の事話して、家を出てから初めてだから・・・
えー？８・・・９年かな？やっぱり、声は老けてた。泣かれちゃった。」

照「もうそんな経つんだ・・・。俺と出会う前だっけ？」

大学卒業して就職する時、俺は家族に自分が「同性愛者」である事を告白した。
親父は顔面蒼白になった後「お前なんか息子じゃない！！」と怒鳴り
母親はただ泣いていた。妹だけが理解者だった。

一人暮らしをする事が決まっていた俺は、次の日の早朝、妹に見送られ家を出た。
そこから一度も親とは会うどころか、電話の１本もしたことなかった。
それでも、妹とは事あるごとに連絡を取っていたから、両親の事はわかっていた。
・・・つもりだった。

久々に話をした母親は、あの日のことを後悔していると言っていた
もっとちゃんと話しを聞いてあげるべきだったと・・・
そしてそれは父親も同じで、事あるごとに「辰哉はどうしてるかな」と言ってると・・・

照「で？どうする？」

「え？」

照「俺もさ、ご両親にはちゃんとご挨拶したいって思ってたんだよね。
だから、いつ行く？こう言うのって早い方がいいよね？
今週末にでも行くか？康二にも会ってもらいたいしな。」

「え・・・でも・・・・もしかしたら、照と康二に嫌な思いさせるかもしれないし」

照「だーいじょうぶだって！そりゃあ、大事な息子を俺みたいな男にやれねぇって
いわれるかもしれないけど(笑)康二に関してはなんら問題ないだろ？
俺らが守れば良いだけの話しなんだから。」

トントン拍子に話しが進み、気づいたら今週末の土曜日に挨拶に行く事になった。