Days like sunshine Ⅱ（iwfk/kj） (ページ20)

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〜tatuya side〜

今日は幼稚園がお弁当の日。
康二の行ってる幼稚園は週に２回お弁当の日がある。
お弁当作りはなかなか慣れない。何を作ったらいいのか
量はどれくらいが適量なのか・・・
料理教室の日に先生に聞いてみようかな。
試行錯誤のお弁当だけど、康二はいつも残さず食べてきてくれる。
空になったお弁当箱って嬉しいんだな。俺のかーちゃんも同じ気持ちだったのかな？

康二が幼稚園に行ってる間に母親に電話をした。

「あ、もしもし？俺、辰哉・・・」

そういえば、俺がカミングアウトした時以来連絡してなかった。
電話の向こうで母親が泣いていた。

「あの、さ・・・俺、今パートナーがいるんだ。もうずっと一緒に暮らしてる。
え？うん。そう・・・男の人だよ。それでさ、子供もいるんだ。
いや、えっと・・・ちょっと複雑なんだけど、どっちとも血は繋がってない。
けど、養子とかじゃなくて、照・・・相手の人の実子になってる・・・・。
いや、ほら同性婚は認められてないから、俺は深澤のままだけど・・・
うん。一応パートナーシップ宣誓ってのをしてて、夫婦と同等みたいな感じかな？
・・・え？ちょ、マジで言ってる？え・・・いや、だって・・・
うん。わかった。相手に話してみるよ・・・・はい、また連絡する・・・」

かーちゃんが、照と康二に会いたいって。
実家に一度連れて来なさいって言われた・・・。
なんだこの展開・・・ちょっとビックリなんだけど・・・。
お弁当からノスタルジー感じて連絡したら、連れてこいってどんなドラマよ・・・