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第八戦:決着 ページ9

「…剣道…聞いたことがあるな。確か、外の世界のスポーツだったか」

「…もう幻想入りしてるのか…あんなに素晴らしい物なのに」

真央はそう呟いて、構えを取った。

「行くよ、約束された殺戮の剣(エクスカリバー)

ドンッ!
踏み込みと共に真央が言ノ葉に肉薄する。
臨戦態勢を取っていた言ノ葉は、なんとかいなしているという感じだった。
真央が言ノ葉に剣を振る、鋭い音が響く。言ノ葉はそれを避けたが、真央の攻撃はそれだけでは無かった。
背後から視認出来ないレベルの速さで突きを放つ。

「…ッ!」

言ノ葉はその剣を受け止めた。しかし、剣の先端を手で持った影響で手には血が滲んでいた。

「…はぁ。正直、たかが外来人だと思っていたんだが…どうやら、君はただの外来人じゃないみたい
 だね」

言ノ葉は構えを取る。

「―全力で行かせてもらうよ」

ドンッ!
二人は肉薄する。しかし、速かったのは真央だった。
ぐるんと一回転し、言ノ葉の腹部に蹴りを放つ。
言ノ葉が体勢を崩したタイミングで、真央は空高く飛び上がった。

「『不可能弾幕(インポッシブルバレット)・unknownX』」

真央がスペルを唱え、剣を振った瞬間、大量の赤黒い弾幕が現れ、言ノ葉に向かっていった。

「なっ!?」

弾幕に弾き飛ばされ、地面に頭を打ち付ける言ノ葉。
そんな言ノ葉に追い打ちをかけるように、真央は言ノ葉を蹴り飛ばした。
舞台に張り巡らされていた結界に頭をぶつける言ノ葉。

「…はぁ」

そのため息は、言ノ葉の敗北を知らせるようなものだった。

「第八戦、勝者は鬼灯真央だーッ!」

夢遊病なもので 言葉/言ノ葉→←第八戦:東方が大好きなこわれた人間の唄



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さっき(プロフ) - 15巻作らせて頂きました! (2022年12月7日 14時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新しました!あとお話がいっぱいになったので、15巻作りますね! (2022年12月7日 14時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新します! (2022年12月7日 13時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました! (2022年12月7日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します (2022年12月7日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他10人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2022年11月2日 16時

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