第八戦:東方が大好きなこわれた人間の唄 ページ8
ドンッ!
真央は地面を蹴り、飛び立つ。そして空中から言ノ葉に弾幕を仕掛けた。
「邂逅『過ぎ去る時は柔らかい幻想を学ぶ』!」
金色のレーザーと米弾が発射される。
道は滅茶苦茶狭いから、ここで足止めをして後ろから仕掛ければ、行ける!
―と思っていた時期が、真央にもありました。
「言霊『百鬼夜口』」
言ノ葉は素早くスペルを唱える。と思うと、現れた妖怪達が弾幕を食い尽くしていく。
「はっ・・・」
完全に呆気にとられていた。
言ノ葉が素早く私に肉薄したと同時に、いかにもヤバそうな化け物が真央に壮絶な
「う゛っ・・・」
真央は真っ逆さまに落ちていく。
地面に頭を打ち付けた事によってクラクラする。
どう考えても復帰は不可能―に見えた。
真央は立ち上がると、徐にポケットから黒い布の塊を取り出した。
「あ」
観客席から、カノンと志貴の声が聞こえた気がした。
爆ぜ、マントと化した黒い布の塊を真央は羽織り、言葉を発した。
「
「
「
「
「―
少女の恐ろしき言葉の羅列に、会場が静まり返る。
真央は右手を横に突き出した。そこからどす黒い渦が溢れ、黒い剣が現れる。
真央は顔を上げる。少女の顔は酷く冷酷で、感情の籠っていない物だった。
しかし、言ノ葉は少し呆気に取られていたがすぐにハッとして言った。
「…はぁ、君達外来人の中では使えもしないのに剣を出すのが流行っているのかい?」
言ノ葉がやれやれと言ったそぶりを見せたその時だった。
ザンッ!
鋭い音が響く。
「…ははっ…」
言ノ葉の乾いた声が響いた。
見ると、言ノ葉の和装ドレスの袖の一部分が切り落とされていた。
「…まさか、こんなにも速いとは」
言ノ葉は服についた土埃を払う。
そして真央を見据えた。
ビリビリとした緊迫感が会場全体が包む。
「…君は何者なんだい?」
「…私は」
「鬼灯真央、ただの剣道8段の最凶少女ですわ」
殺戮タイムの始まりだ―。
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さっき(プロフ) - 15巻作らせて頂きました! (2022年12月7日 14時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新しました!あとお話がいっぱいになったので、15巻作りますね! (2022年12月7日 14時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新します! (2022年12月7日 13時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました! (2022年12月7日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します (2022年12月7日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ x他10人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2022年11月2日 16時