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第八戦:名家の不良品 ページ7

はいみなさんごきげんよう。
鬼灯真央でございます。
いやねー、今少しばかりまずい状況。
いやね、私銃を懐から出すまで0、2秒とかなんだけど・・・
届かないって何?
てかあのふよふよ浮いてるサードアイみたいな奴何!?

・・・いや、考えてる時間は無い。
動いて動いて動いて動けばなんとかなる!

「こっちから行くよ!自棄『偏執病症候群(シンドロームパラノイア)』!」

魔法陣から赤い光が発射される。言ノ葉はその名の通り光速で飛んできた光をもろに受ける。
観客達も何が起こったのか見ていた。赤い光が止むと、言ノ葉は全方位を少し混乱した様に見回していた。
さてここで何が起こったのか説明しよう。このスペカは、言うなれば幻惑技である。
言ノ葉の周りには大量の弾幕が現れ、避けようと思ったら逆方向から飛んでくる―そんないたちごっこを実現した技である。・・・ええ、杏子ちゃんリスペクトですけど何か?
だがしかしここでまたもや予想外の出来事が起こった。
言ノ葉は目を閉じ、そしてカッと見開いたかと思うとこちらに肉薄してきた。

「うおう!?」

ヒュン!ドカーン!

慌てて攻撃を避けるが、体勢を崩して落ちてしまう。かと思うと、言ノ葉は舞台に落ちた私に蹴りを放ってきたのだった。

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

「おや、まだ立ち上がるのかい」

「舐めんじゃねぇぞ・・・『傷が塞がる』」

「うわっ、君回復も出来るのか。本当にただの外来人なのかい?」

「は?そんな事もわからないのか?ただの人間な訳ないだろ・・・」

私は言の葉に言う。

「ただの人間じゃないから・・・選ばれた人間だから・・・今ここに立ってるんだろうが!」

私の言葉に、観客席からおおっ、という声が聞こえる。ふん。
私は選ばれた存在なんだ。
観客席を見上げる。そこにはこちらを心配そうに見ている一軒家組の皆の姿があった。
―いつもみんなには何かと生意気な口聞いてるんだ、
ここで位一人でも出来る事を証明しなければ。

第八戦:東方が大好きなこわれた人間の唄→←第八戦:人気者の裏の方 二条言ノ葉



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さっき(プロフ) - 15巻作らせて頂きました! (2022年12月7日 14時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新しました!あとお話がいっぱいになったので、15巻作りますね! (2022年12月7日 14時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新します! (2022年12月7日 13時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました! (2022年12月7日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します (2022年12月7日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他10人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2022年11月2日 16時

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