【募集企画】東方幻想記録物語 14巻

そして降臨す　ディアボロ ページ31

緊張感が会場を包む。不意に会場が静まりかえった、その時だった。

「あぁぁぁぁぁーい！」

耳を劈くような絶叫が空から聞こえた。
そしてその声の主は降り立つ。
―ディアボロ・エックスバレット、降臨である。

･･･はいという事でこんにちは、マイクに向かってコンニチハ、ディアボロ・エックスバレットでございます。
あーもう凄い凄い。会場中がどよめいてる。
･･･いやまぁ、関係無いけどね。

「･･･あんたが何者であろうと、あたしは正々堂々勝負をするのみだよ！」

対戦相手･･･瀧花千歌はこちらを真っ直ぐ見つめてきた。
･･･成程ね･･･

「･･･それが、その想いが、あんたがあんたたる所以？」

私の問いかけに、千歌は黙って頷いた。

「･･･そうかそうか･･･
　･･･まぁ、それは私には関係無いけどね！」

「それでは第十戦、瀧花千歌対ディアボロ・エックスバレット―スタートだっ！」

第十戦：幻想郷のトリックスター　ディアボロ→←悪魔登場の前振り　瀧花千歌

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