ロリ○ンkiller［銀魂］ (ページ25)

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第23話ページ25

『えーと、これどこに向かうおつもりで？』

「屯所」

やばいやばい、女ゴリラに殺される。

オラウータン派閥に天罰が下ったのかな。

『ちょっと私のこと好きじゃないなら

放っておいてくださいよー』

少しでも手を離したらBダッシュで逃げる…

といったなんとも幼稚な作戦だ。

「好きっつったら連れてっていいのかお前は…」

『え、ロ○コン反対』

「よし連れてく。豚箱ぶち込んでやらァ！」

逆効果だったらしい。

『待って待って、反論させてください』

「却下」

『何故に』

ふと思い出した。今アレ持ってるわ。

思い出したら即実行の私は

『これ見てくださいよ！』と、アレを差し出した。

「あ？…ンだこれ・・・っ！」

見た瞬間顔が青くなり始めたソイツ。

そう、これは私の味方“免許証”だ。

免許証でヤクザのメンタルをブレイク！！

ターンエンド。

『あれ～？どしたんですかぁ？顔青いですよ～』

「い、いや、その…悪かった」

そう言ってくるりと方向を変えて去ろうと

するチンピラ警察。

ガシッ

『“ごめんなさい”で済めば～、

警察は要りませんよ～？』

『ね？』と肩におく手の力を強めながら

笑顔で問いかける。

「…俺、警察…」

『え？』

「なんでもないデス…」

『私喉乾いちゃったなぁ～』

わざとらしくチラチラと目線を送れば舌打ち

と共に応答が返ってくる。

「…なにが言いたい」

『酒買って来いや』

『もちろんテメェの金で』と付け加えて

やると、ストレート過ぎたのか眉をピクピク

させていた。

「なんで俺が…」

『あーあ！傷ついたなぁ。

煙草さえ吸わせてもらえないんだからなぁ。

差別だよね差別。

警察が差別していいんですかー』

「・・・」

無言ですぐそこのコンビニへ入って行った

その人は、ビニール袋を持って帰ってきた。

『ありがとうございまーす♡』

遠慮なく缶ビールをいただくと、

そいつは放心状態のまま帰っていった。

私はというと念願の酒に辿り着けて歓喜に

酔っていた。