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「まぁ、兎に角」
私は右足を後ろへ下げ、植野と川井に告げる
「あんたら2人はちゃんと謝る事ね
植野は謝るなんて柄じゃ無いでしょうからすぐに許してもらえそうだけど
川井はそう簡単にはいかないかも」
「それは、私に信憑性がないと……？」
「えぇ。分かってるじゃない。いい人ぶってる貴方は謝罪を偽ることは簡単
誠心誠意謝らないと、人の心は揺らがないものよ
まぁ、謝り方を変えてみても良いかもしれない」
「謝り方を、変える？」
真柴がそう問いてくる
植野と川井は疑問符を浮かべている
「例えば、手話を覚えてくる、とか」
「えっ……？」
「しょーちゃんに普通に謝っても、伝わらない
ゆづるやみよちゃんに訳してもらわないといけない
それじゃあ気持ちが伝わらないでしょ？」
訳してもらうんじゃこちらの感情が伝わりにくい
本当にそう言っているのか心配になる
「これは植野向きかもね」
「は？なんで私が……」
「植野は小六の時に、喜多先生の手話に対しての提案を誰よりも先に否定した。
そんな貴女が手話を覚えていたらどう？
しょーちゃんやみよちゃんに謝罪の精神が伝わるんじゃない？」
一応これはアドバイスだ。
植野の気持ちによる
一瞬の沈黙
「じゃ、アドバイスはしたから
じゃあね」
私は後ろに下げていた右足に重心を移し、後ろを向いて再び帰路につく
それを見た真柴は慌ててついてくる
私達の間に沈黙が流れる
「びっくりした？」
「……なにが？」
「私が感情的になって事を言うの」
「うん。正直驚いた」
私たちの家はもう見えている
私は歩みを止めて言う
「……絶望したよね。あんな非道いこと言うなんて」
ずっと思っていたことを言う
「…うん。Aはイジメ反対派だから、あんなこと言うとは思わなかった」
覚悟していたのに涙が出てくる
一滴、地面に落ちる
「っ……ごめんね。嫌になったよねっ」
わざと明るい声で言う
真柴は背中を向けているから表情は分からない
私は俯いたまま告げる
「こんな嫌だよね。私達……っ！？」
"別れよう"そう言おうとしたら、全身に小さい衝撃がくる
私、真柴に抱きしめられている
「言わないでよ。そんなこと。驚いたし絶望もした。でもAを嫌いになったりなんてしない」
「……真柴っ」
「別れようなんて言うな。好きなのは変わらないから」
「っ。ごめんっごめんね！」
真柴の腕の中で私は泣き続けた
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さむつむ(プロフ) - こんばんは！聲の形でははっきり出ていない、傍観者という視点なのがすごく面白かったです！作者さんと同じでゆづる推し、 ↓の方と同じで、島田くん推しです笑 遊園地の時、出ててとても嬉しかったです！ (わがままを言うと、島田くんの小説も書いて頂きたいくらい！) (2020年8月3日 22時) (
レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
松茸大根太郎←一応女です(プロフ) - 凜月。さん» しかも小学生の時の萌え袖がほんとに可愛い (2019年1月1日 23時) (レス) id: 1634012cdc (このIDを非表示/違反報告)
凜月。(プロフ) - 松茸大根太郎←一応女ですさん» 島田くんヤバいですよね！小学生は可愛くて高校生カッコイイとか！ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 3a160a326d (このIDを非表示/違反報告)
松茸大根太郎←一応女です(プロフ) - tってもおもしろかったです！私島田推しなのででてて嬉しかったです！ (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1634012cdc (このIDを非表示/違反報告)
凜月。(プロフ) - ゆめさん» 基本的にみんな好きですけどゆづる好きです！ (2018年12月2日 12時) (レス) id: 3a160a326d (このIDを非表示/違反報告)
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