ぱーぷる。2

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声がする方を振り向くと









『…カイ……！…』









幼なじみのカイがいた









カイは小さい頃から一緒に遊んだりしていて、頭がよくて、かっこいい









『どうして…、アメリカにいるんじゃ…』









カイの親は超大企業で働いてる。









その親の転勤で３年前、アメリカに行った。









最低でも５年はアメリカにいるって聞いたはず。









カイ「Aに会いたくなっちゃったから、俺だけ日本に帰ってきた(^_-)☆」









『そ、そうなんだ』









カイに稜雅さんと一緒にいるとこを見られた。









カイは私の家のルールを知ってる。









だからカイと会っちゃったのは史上最強にマズイことで……









カイ「ていうかさ〜ビックリしちゃった。


　 Aがルール破ってるんだもん。


　 お仕置き、覚悟しといてね。(ﾆﾔ)」









カイがニヤッと笑う。









相変わらずなに考えてるか分かんない。









「あ、あの、Aちゃん、この人、誰？」









『え、えっと、』









カイ「俺はAの婚約者のカイです。」









"婚約者"なんて知らない。









『カイ、どういうこと！？


　婚約者ってなに！？』









カイ「聞いてなかったの？


　 俺たちは結婚するんだよ？」

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