316話 ページ27
信乃「だって!」
膝をつき、そっと信乃を抱きしめ…
紗綾「本当に信乃は選べないの?」
信乃「…だって二人で荘介じゃねぇのかよ…」
紗綾「確かに荘介と蒼は二人で荘介、でもいつも信乃と居るのは誰?」
信乃「っ!…荘介」
紗綾「いつかはどちらかを選ばなければならない時が来る、だから忘れないで?いつも側に居てくれてるのが誰なのか」
信乃「ありがとう紗綾」
紗綾「わかってくれて良かった…荘介の所に戻っていいよ」
信乃を離そうと手を緩めたが…
ギュッ
紗綾「信乃?」
信乃「もうちょっとだけ…こうしてたい」
紗綾「……いいよ」
そしてしばらく抱き合ったまま時間が経って信乃の手から力が抜けて…
紗綾「信乃?」
信乃の顔を覗きこむと…
信乃「すぅ…すぅ…」
紗綾「あら♪寝ちゃったわね」
信乃を抱き上げて荘介の所へ…
紗綾「荘介、信乃ありがとう」
荘介「いえ、大丈夫ですよ。俺も上着を縫えたので助かりました、信乃は寝てしまったんですか」
紗綾「ええ、少し疲れたみたい」
荘介「そうですか」
信乃「…ん…」
紗綾「信乃?」
信乃「……紗綾…?」
紗綾「よく眠れた?」
信乃「ん、ありがとう」
紗綾「どういたしまして♪」
そして一時間程すると…
小文吾「おかえりー兄貴」
現八「例の男に拐われたって本当か?」
信乃「もう戻ってきてんだろ」
現八「っなにもされなかったか?」
小文吾「兄貴ー、あんたが聞くとなんでか危ない感じがするんだよな〜」
信乃「別になんもねぇよ」
現八「……また妙なものを拾ってきたな」
信乃「え…」
現八「ま、それはいい、それより信乃、紗綾」
紗綾「私も?」
現八「ああ、明日の朝、俺と一緒に社に来てくれ」
信乃「社?」
現八「多分、二人の方が適任だ」
皆で夕食を済ませ、部屋に戻り数分後
コンコン
現八「入るぞ…ん?精霊たちは居ないのか?」
紗綾「少し出てくるって外に行っちゃったわ」
現八「珍しいな」
紗綾「そうね…それで?やな姫に何かあった?」
現八「鋭いな」
そしてやな姫の事を聞き…
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紗綾(プロフ) - ソラさん» いつもありがとうございます(^^)ほんとたまにしか更新しなくてごめんなさいっ!頑張ります! (2015年9月17日 22時) (レス) id: df10f9240e (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 次の更新楽しみにしてます!! (2015年9月17日 22時) (レス) id: 68ffc048dc (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 久しぶりの更新有難いです!! (2015年6月19日 16時) (レス) id: 68ffc048dc (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 全然大丈夫です!(*`ω´)♭ (2015年1月1日 20時) (レス) id: 68ffc048dc (このIDを非表示/違反報告)
Saya(プロフ) - みおさん» アンケートを取っているので終盤近くなったら締め切ってその人とエンドを向かえようと思ってるので…ご要望に添えずすみません(..) (2015年1月1日 20時) (レス) id: 8156c56118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2014年11月30日 21時