どんな女がタイプだ? ページ39
そこに居たのは、三年生の東堂葵。二年生の禪院真依。
二人は京都校の生徒だ。ここには滅多に来ないはずなのに。
「何で禪院先輩が…」
「あ、やっぱり?雰囲気近いわよね。姉妹?」
不思議そうに見る私達を、品定めするように見つめてくる先輩達。
東堂先輩の威圧的なオーラと、真依先輩の不敵な笑みには
影が差し込んでいた。
「貴方たちが心配で学長に着いてきちゃった。
同級生が死んだんでしょう?辛かった?
それとも、そうでもなかった?」
「…何が言いたいんですか」
恵の表情が険しくなる。
私達も同じく、嫌な予感がしていた。
「"器" なんて聞こえはいいけど、要は半分呪いの化け物でしょ。
そんな穢らわしい人外が、隣で
呪術師を名乗っていて、虫酸が走っていたのよね?
__死んでせいせいしたんじゃない?」
いくら相手が先輩であっても、凄い実力の持ち主でも、
許せない時があるなら、まさに今だろう。
悪戯が好きと言えど、限度というものがある。
でも今は、拳を握ることしか出来ない。
「真依、どうでもいい話を広げるな。俺はただ、
こいつが乙骨の代わりに足りうるのか…それが知りたい」
「伏黒…とか言ったか。」
突然名前を呼ばれてジリ…と動く恵
だが、この後の東堂先輩の言葉は予想外のものになる。
「…_どんな女がタイプだッ!!」
「?」とハテナを頭上に浮かべる
「返答次第では、今ここで半殺しにして乙骨…
最低でも三年は交流会に引っ張り出す」
ちなみに俺は…と言いながら構える東堂先輩
「
その後、恵は「その人に揺るがない人間性があれば、
それ以上は何も求めない」と完璧な返答をしたのにも関わらず、
先輩は「退屈だ」とだけ呟いて、攻撃を仕掛けてきた。
『恵!』
「A!アイツとゴリラの1対1は分が悪いわ。
私のことはいい。とりあえずあの二人を追いかけろ」
『分かったわ』
「あらあら…A行っちゃった」
「【鵺】+【蝦蟇】」
…
うまく立ち回れるかな…と思っていた頃、
東堂先輩が勢いよくこっちへ走ってきた。
「まずはお前からだ!!会いたかったぞ五条A!!」
『挨拶代わりの全力パンチとか聞いたことないッ!』
私は反射的に手を前に出した
『’’
「!!」
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舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (7月8日 15時) (レス) @page33 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 絵がうますぎます! (6月8日 6時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
松野星月(プロフ) - 続き楽しみ!早くみたい (2022年12月30日 12時) (レス) @page37 id: 7e5eb61c5c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最後不意打ちでナナミンの「シスコンはクソだ…」にまじで吹いてしまいましたwww笑いを提供してくれてありがとうございます! (2021年12月28日 22時) (レス) @page48 id: dd9bdc737b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ariaさん» 笑ってもらえて良かったです!笑笑 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 6023f727dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saya20071025 | 作成日時:2021年1月21日 20時