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間違った死 ページ18

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伏黒side



走りながら低級呪霊を次々と祓っていく。

呪いの数が増えてきた…近いな



廊下を更に曲がったその先には、

2人の生徒を捕まえている呪霊と対峙しているAがいた。



『っ!恵、手は出しちゃダメ!』



コイツらに被害が加わるようなことは出来ない…

しかし無情にもドロドロと沈んでいく2人



呪物ごと取り込む気か…!!クソ、どうすりゃいい…!



『ッッ…』



……間に合わねぇ!!

そう思った時だった。



『ッ!? い、虎杖くん!?』


「はぁあ!?」




窓の向こうには居るはずの無い虎杖がいた。ここは4階だぞ。
もはや馬鹿力とかそういう次元ではない。


虎杖は窓を足で割り、勢いを緩めず大型呪霊に蹴りを入れ、
そのまま2人を抱えて助け出した。




うめき声をあげる呪霊は、ドパッ!!と
Aの攻撃をくらい、崩れていく。

…ひとまず、終わったか。




「なんで来たと言いたいところだが、良くやった。」


「…なんで偉そうなんだよ」


『ふふっ、確かに』



「因みに、あっちで呪い喰ってんのは?」



怖がりもせず、玉犬を指さして俺に聞いてくる虎杖。
さっきの事と言い、恐怖心とかねぇのか…?と呪霊より恐ろしいことを考える。



「俺の式神だ。見えてんだな」


「?」


『呪いはね、普通は見えないの。
死に際とか、こういう特殊な場では別だけど。』


「あー、確かに俺今まで幽霊とか見たことないしな」



コイツは色々と普通じゃねぇ…。

「怖くないんだな。お前」


「いやまぁ怖かったんだけどさ…知ってた?
人ってマジで死ぬんだよ。」


「は?」


意味が分からない。…いや、人が死ぬことは嫌という程知っている。
その恐怖に耐えられず、あっという間にやめていく呪術師のことも。

ただ、何故そんな当たり前な話を持ち出してきたのか、それが分からない。



Aは真剣な顔つきで虎杖を見つめていた。
考えてる事は、俺と同じだろう。


「だったら、自分の知ってる人くらいは正しく死んで欲しいって思うんだ。
まぁ、自分でもよく分からん」


『…優しいね』


「そう?」


Aはなんとなく理解しているのかもしれない。

俺には意図がイマイチピンと来ない


まぁ、初めて見た化け物にも1発入れる奴だ。
俺には理解できないだろうな。




「よっと」

女の方を抱えて立ち上がった虎杖だが、ポロッと何かが落ちた…。



「!…これが」


「あぁ」



『特級呪物 "両面宿儺" …その一部』

隠れ潜んでいた者→←何が違う



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(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (7月8日 15時) (レス) @page33 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 絵がうますぎます! (6月8日 6時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
松野星月(プロフ) - 続き楽しみ!早くみたい (2022年12月30日 12時) (レス) @page37 id: 7e5eb61c5c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最後不意打ちでナナミンの「シスコンはクソだ…」にまじで吹いてしまいましたwww笑いを提供してくれてありがとうございます! (2021年12月28日 22時) (レス) @page48 id: dd9bdc737b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ariaさん» 笑ってもらえて良かったです!笑笑 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 6023f727dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:saya20071025 | 作成日時:2021年1月21日 20時

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