五条悟の「妹」が呪術高専に来た件について【呪術廻戦】

朝の支度 ページ2

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you-side






朝から早起きして、鏡の前で制服を着る。


それは普通の制服とは少し異なり、

紺色のブレザー、ぐるぐるとした渦模様のボタンがついている。





ボタンを止め、髪の毛を後ろに流してから鏡を見る。


制服のサイズは丁度いい、のだが…。




『……なんでこんなスカート短いの…？』




丈がものすごく短い。
ミニスカート…というより、もはやタイトスカートだ。




『……これが向こうでは普通なの…？』




短いから凄い動きやすそう…だけど、


派手に動いたら絶対見えちゃうよね…？？




『まぁ…そのうち慣れると思うし…いっか』




なんて呟きながら、髪のセットをしていく私。


白く長い髪がサラサラと滑っていった。




『……今日から私も呪術師か…』




そうボソッと零す。




幼い頃から呪霊は見えていたし、私の家系が御三家の1つで、
ある程度のことは知っていたため、周りに人がいない時は1人で祓うこともあった。




当然、周りの友達や知人に言ったとしても、呪霊や呪いなんか信じやしないので、呪術の話はしないよう心がけていたけど、


それは何処か自分を隠しているような気がして嫌だった。




『 呪術高専に行きたい 』




呪術師である兄には何度も「ダメだ」と反対されたが、何とか説得して許可を得た。




今日から正式に呪術師になれると思うと、今までのモヤモヤとしていたものがなくなって、スッキリと晴れた気分になれる。



昔、兄から渡された月のヘアピンを付けて、


再度、鏡を見て確認した。


身だしなみに問題はない。





『＿よし、行ってきます』





そう言って、使用人に見送られながら玄関を出た＿＿＿＿

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