１話 ページ3
「ここが…日本…。」
ビルの屋上に立ち、夜の街を見下ろす。
行き交う人々の顔は殆どが日本人で、本当に日本に辿り着いたことを実感する。
俺がこの国に来た理由は一つ。
強い匂いを感じたからだ。
甘くて、酔ってしまいそうになる血の匂いが。
両親曰く、自分にとって甘い匂いのする血を持つ人間はその吸血鬼にとっての所謂”運命の相手”というものらしい。
ましてや血嫌いの俺がその匂いを感じ取ったとあって、両親はすぐに俺を日本へと送った。
にしても…。
(東洋と西洋じゃ、さすがに離れ過ぎなんじゃ…。)
なんて思ったが、探さないことにはどうにもならないので、
とりあえず匂いを頼りに探すことにした。
どれくらい歩いたのだろうか。
辺りがさっきよりも暗くなったと思ったら、どうやら住宅街に入ったようだっだ。
「なんかこの辺…すっごく良い匂いがする…」。
それはロンドンにいるときから感じるあの匂いにそっくりだった。
”もしかしたら、この人が。”
そう思って匂いのもとへと向かおうとした瞬間、突然目の前が真っ暗になり俺は意識を手放した。
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祥(プロフ) - sayanoさん» にひひ← (2017年8月11日 23時) (
レス) id: 4fe7e5e021 (このIDを非表示/違反報告)
sayano(プロフ) - 如月 零さん» うわぁぁあありがとうございます！最高なんて言って貰えて嬉しいです(^^)亀更新ですが、これからも読んでいただけると幸いですm(_ _)m (2017年8月11日 0時) (レス) id: a1dbd62580 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - うふ← (2017年8月10日 23時) (レス) id: 4fe7e5e021 (このIDを非表示/違反報告)
如月 零(プロフ) - 最高です！更新頑張ってください！((o(^∇^)o)) (2017年8月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 79498949fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayano | 作成日時：2017年2月13日 2時
