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「Aさんっ！」
バイト中に、私をしたってくれている
二個下の女の子に呼ばれた。
にひっと笑った彼女の手には
とあるアイドルのポスター。
「あ、」
「Aさんももしかして好きですか？！」
ニコニコ笑顔の年下ちゃん。
「普通に好きだよ笑」
「え！？ 本当ですか！？｣
「うん。笑」
「なんか嬉しいです〜！
で、誰が好きなんですか？」
「私はね〜笑」
そう言ってポスターをよく見る。
最初に目に入ったのは、ジョングク。
少し茶色い髪が綺麗にととのえられ
キラキラと眩しい笑顔をしている。
っ...
横に目を移してみれば
すかしたような、でも嫌じゃない、
素直にかっこいいと思ってしまうような表情の彼。
Ｖだ。
ジョングクとは違った魅力。
「あれ...？笑
Aさん、もしかして
テテペンですか？笑」
「え？」
「え？って、またまた〜笑
今ずっとテテ見てたじゃないですかぁ笑」
「あ、いや...
それは、ただかっこよかったから...笑
それに、私ジョングクが1番すきだし、笑」
私がそう言うと彼女は
少し考えて何かを思いついたみたいに
パッと私を見た。
「なるほど〜
そういうことですか〜笑｣
ニヤニヤと怪しい笑みを浮かべている。
どういうことかと耳を傾ければ
彼女が私の手をとった。
「大丈夫ですよ」
「へ？」
子供をなだめるみたいに
優しい眼差しでそう言われて
頭がついていけず、固まる。
「Aさん、浮気、ですよね？」
真っ直ぐ私を見つめてそう言われて
私にそんな相手がいたのか考えてみた。
でも、そういうのは最近なかったから
思い当たる節もなくて。
考えていたら急に年下ちゃんが私に一歩近づいてきて
反射的に体を後ろにそらした。
「テテに浮気、
しようとしましたよね？」
浮気？
Ｖさんに？
「正直テテに惹かれてますよね？」
なんでだろう
そう言われて何だかドキッとした。
この間の光景が浮かんできて、
だけどすぐにハッとして
そんなわけないでしょって
否定した。
「そうなんですか〜？
でもいいと思いますよ？
私も浮気、してるんで。笑」
「え…？」
最後の言葉はどういうことなのか
意味深に年下の彼女は妖艶な笑みを見せた。
世の中って…
と一瞬分からなくなった。
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しゃー♪(プロフ) - Yukiさん» 応援ありがとうございます！読んでいただけてるだけでも嬉しいのに、面白いと言って貰えてとてもありがたいですTT グテいいですよね(^^) 続きも楽しんで頂けるよう頑張りますね!! (2019年7月30日 13時) (
レス) id: 930d842ec5 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！すっごく面白いです！わたしもぐてペンなので、ひとりでにやけております(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ 更新頑張ってください！ (2019年7月19日 0時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃー♪ | 作成日時：2017年11月18日 14時
