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『こんばんは！
チョンジョングクです！』
バイト中に連絡先を交換したジョングクから
初めてのメッセージが送られてきた。
彼らしい短い文に
ジョングクってやっぱりこんな感じなんだと
思ってクスッと笑ってしまう。
そのメッセージに
『こんばんは、
メッセージありがとうございます(^^)』
と返していたら
「何やってるんですか？」
またシフトが被っていた年下ちゃんが
携帯を見てニヤニヤしている私を
怪しんで近寄ってきた。
この子はこういう変化をよく嗅ぎつけてくるから
危険なのだ。
もちろん、素直に答えられる訳もなくて。
「友達に返信してただけだよ？」
そう言って零れそうな笑みを
必死に抑えて仕事に戻る。
「本当ですか〜？」
私の横にぴたっとくっついて
煽ってくる年下ちゃん。
「本当だよ〜笑」
頑張って演技をする。
私の演技力！！！！ファイト！！！！
そしたら、
今度は辺りの匂いをクンクンと嗅ぎ出して
最後に私を見ると
「怪しい香りがします。」
なんて怖いこと言い出すから
ドキッとした。
私の演技力は0なのか……
どうしていつもこの子は
彼らが関わることは
なんでも嗅ぎつけてくるのだろうか。
怖いくらいだ。
これがガチのファンの姿なのか……
「それと、Aさん女の匂いがします……」
「え、そう？」
それは自分では分からない。
前から少しフレグランスはつけてるし、
化粧を変えてもいない、
服だって大して変わったものもないし、
心当たりはない。
「男です。」
「へ？」
「彼氏、出来ましたね？」
「え？」
えええええええええええええ！？！？
私から男がいるような雰囲気が
出てるってこと！？
ないないない！！！
誰とも付き合ってないし！！！
好きな人だって
…………
……
それは置いといて。
ヘジンはよく一緒にいるけど
そういうのじゃないし。
年下ちゃんは新しく入ってきた
お客さんの対応をしている。
あの子が戻ってきたら
また探偵になりそうだから
早いところこの出ちゃってる
よく分からない雰囲気を
どうにかしないと……！！！
自分で考えてあれこれ動いてたら、
ある席に座る男の人と目が合って
クスッと笑われた。
「ヘジンくん……!?」
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作者名：しゃー♪ | 作成日時：2019年12月31日 23時
