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「お待たせしました。笑」
バイトが終わって、
年下ちゃんには誤解されながらも
友達と帰るねって言って別れて
待ってくれていたヘジンくんの元へ。
「お疲れ様。笑」
そう言って笑顔で待っててくれるヘジンくん。
こんな優しい彼氏いたらいいなって思ってしまう。
でもヘジンくんはただの友達だし、
そんな気持ちはない。
友達としてはすごく好きだけど。
私が好き、なのは…？
二人の顔が浮かんできて、
フワフワと頭の中で動いている。
テヒョンさん？
ジョングク？
ん〜……
「ヘジュちゃんは彼氏と楽しそうだよね笑」
「え？……あ、そうだね〜笑」
話しかけられて頭の中のシャボンが弾けた。
そういえば、SNSで彼とラブラブな
写真をアップしているヘジュ。
幸せが画面から溢れ出てくるような
幸せそうな笑顔を見て羨ましく思う。
「あぁ〜、私も誰かとラブラブになりたい。笑」
なんて願望を軽く言ったら
「まず相手が必要だね。笑」
って痛いところつかれて
付き合える相手なんて今いないから
そうなんだよね〜、って嘘泣きしてたら
「じゃあ、僕が相手になろうか？」
なんて冗談をいってきたヘジンくん。
イケメンでこういうこと言うから
勘違いしちゃう子とかいるだろうな〜
ったく、イケメンって奴わ……笑
「もう〜、やめてよね〜笑」
って笑って、ヘジンくんの顔なんてよく見なかった。
悲しそうな、もどかしそうな顔なんて
してると思わないし……
ひとり呑気に歩いていたら
メッセージの受信音がなった。
カバンから取り出して誰からか確認したら、
ジョングクからで、
それだけで嬉しくて
分を読んでさらに嬉しくて口元が緩んだ。
“また会いたいです”
その一文だけなのに心が満たされていくようで……
私もですって返してすぐにカバンにしまって
ヘジンくんの方を見たら
ニコって笑ったけど、
……一瞬、悲しそうに見えたのは気のせいかな？
「Aちゃんって彼氏いなかったよね……？」
「うん。いないよ……笑」
つらい〜
「だよね。笑」
表情が少し明るくなったヘジンくん。
まだ仲間だって喜んでるのかな？
そのうちヘジンくんに彼女が出来て
仲間じゃなくなる気しかしない(TT)
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作者名：しゃー♪ | 作成日時：2019年12月31日 23時
