▲愛情 ページ6
キーンコーンカーンコーン・・・
男１「うわっお前なんだよこれ・・・！？」
男２「きもー！」
宗「・・・はあ」
朝のチャイムが鳴って僕は登校してきた。
げた箱を開けるとそこには
無惨な鳥の死体が置いてあった。
最近、よくあることだった。
僕の周りにだけで。
僕の私物の上や中には何かの死体。
最初はおぞましかったけど・・・何回もやられたら慣れてしまった。
慣れって怖いなあなんて思う。
でも、大体目星は付いてる。
僕は教室へ向かわず、科学で使う実験室へと向かった。
実験室は第3まであるが、なぜか第1教室は使われていない。
それをいいことに利用するやつがいる。
ｶﾞﾗっと勢いよく扉を開ける。
すると案の定、
彼女が机に足を組んで座っていた。
傍らには蛙が・・・まだピクピクと動いていた。
僕は彼女を見る。
睨むように彼女全体を・・・
そんな僕を見て彼女はにたりと笑う。
そして机から降りて僕のそばまで近づいた。
あ「気に入ってくれたー？あの死体」
宗「気にいるって・・・君みたいにですか？」
「なるほど」と彼女は意味もなく納得した。
そしてまた机へと戻る。
あ「ねえ、こいつの解剖やってみる？」
蛙の足をつかんで僕に見せつける。
あまり気持ちのいいものではなかった。
宗「もうやめてもらえませんか？」
あ「なんで」
宗「正直、心底迷惑なんです」
あ「・・・ふう、ん」
彼女は納得いってそうではなかった。
そして蛙をゴミ箱へ捨てた。
あ「私さあ・・・わからないんだよね」
宗「何がですか？」
あ「貴方の事が好きなのに・・・なんでこんなことしかできないんだろう」
それはこっちが聞きたい。
なんで彼女は愛情をあんなものでしか表現できないんだろう
彼女の表情は少し暗かった。
宗「愛し方が分からないんじゃないですか？」
あ「愛し方・・・？」
宗「愛されたことがないんでしょ？」
僕は笑って答えた。
すると彼女もぱあっと笑った。
あ「ならば貴方が愛してくれればいいのよ！！」
彼女は僕に抱きついた。
僕はそれに答える。
まあ、もう少し彼女に付き合ってあげよう。
だってこんなにかわいそうな人は初めてだったから。
―――――――――――――
すこし「ライチ光クラブ」のキャラを真似ました。
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とかげ - 沖田さん最高です！！ (2019年9月16日 16時) (
レス) id: e1cdc78651 (このIDを非表示/違反報告)
咲間(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます！！この3人はなかなか見当たりませんよね；これからもがんばらせていただきます！ (2014年9月24日 18時) (レス) id: 5e4413b5a1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 私もこの３人大好き何で、このような作品があってとても嬉しいです！これからも頑張って下さい(*^^*) (2014年9月23日 9時) (レス) id: 85c5d33bca (このIDを非表示/違反報告)
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