○貴方は私の天体の中２ ページ2
あ「？・・・沖田さん？」
沖「はい？」
沖田さんは少し顔色が悪そうだった。
さっきから門にもたれかかっている。
あ「沖田さん、サービスですよ。上がってください」
沖「さあ・・・びす？」
あ「今回だけ・・・とかそういう意味です」
沖田さんはへにゃっと笑って
「おじゃましますね」と言った。
私の部屋に案内すると沖田さんは
「これが女性の部屋・・・」とすこし驚いていた。
あ「勘違いはよしてくださいよ・・・全部あなたからの仕事なんですから！」
沖「分かってますよ。それにしても、すごい量だなあ」
私の部屋には大量の書物がおいてあった。
ほとんどが外国の書物。つまり仕事の分だ。
あ「どうぞそこらに座ってください。今お茶を・・・」
沖「ああ、結構ですよ。あ、あれなんですか？」
指をさしたところにあったのは
天体望遠鏡だった。
あ「あれは天体望遠鏡というものです。星の形がよく見えますよ」
沖「星？」
あ「これで夜空を見るととっても綺麗に星が見えるんです。
私は最近天文学というものを研究してるんです」
沖「へえ・・・」
沖田さんは天体望遠鏡に近づいた。
沖「これは外国の装置ですか」
あ「あ・・・はい。気に入りませんか？」
沖「いいえ！僕も見てみたいですね。星」
あ「それなら、今夜見せましょうか？」
沖「え？」
・・・何言っちゃってるのかしら私は・・・
今夜とか唐突すぎるし・・・何より上から目線だし・・・！！
沖「ありがとうございます！でも、ごめんなさい。
今日は少し用事があって・・・」
あ「用事ですか！あはは・・・そんな気にしないで！」
必死に動揺を隠す私。
だって沖田さんならわーいとか言って来そうだったし。
あんなに真剣な顔でいわれるから・・・
沖「っ・・・ごほ、けほっ」
あ「！大丈夫ですか？沖田さん！！」
風邪・・・？それにしては変な咳・・・
沖田さんはくるしそうにはにかむと
「もう、帰りますね」と家を出て行った。
なんだか嫌な予感がする。
あ「池田屋・・・事件」
近所の人たちが騒いでいたある事件・・・
新撰組が関わっていたらしい。
そしてその事件の次の日から沖田さんは来なくなった。
きっと何かあったんだ・・・
私はいてもたってもいられず、
街中へと飛び出した。
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とかげ - 沖田さん最高です！！ (2019年9月16日 16時) (
レス) id: e1cdc78651 (このIDを非表示/違反報告)
咲間(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます！！この3人はなかなか見当たりませんよね；これからもがんばらせていただきます！ (2014年9月24日 18時) (レス) id: 5e4413b5a1 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 私もこの３人大好き何で、このような作品があってとても嬉しいです！これからも頑張って下さい(*^^*) (2014年9月23日 9時) (レス) id: 85c5d33bca (このIDを非表示/違反報告)
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