検索窓
今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:74,541 hit

30話 ページ31

家臣「失礼します。使者様からお急ぎ下さるようとのこと。」






空気を読め、空気を



ほんと失礼だよ。




恒興「…分かった。…すぐ行く。」





家臣は頭を下げて、私の部屋を出ていった。


彼はもう行ってしまうのか。







A「……行きましょうか。あまり使者様を待たせるのも行けませんしね。」






恒興「A様。」





名前を呼ばれ彼の方を向くと、いつになく真剣な彼がそこにはいた。





A「……?」







恒興「わしは、必ずA様を迎えに上がります。今よりも立派な武士になって。」





A「え?いや、でも、結婚なさるのですよね?」






恒興「それはどうにかして破棄させます。」





なんと。



お主も悪よのぉ。というのはこういう時に使うのか。





A「ありがとうございます。とっても嬉しいです。」




A「しかし、無理はなさらないで下さい。もし…命に関わる様なことになってしまったら…」






手紙でさえ見つかったら危ないだろうに、婚約を破棄なんて、むこうの姫さんが怒って“死 刑”とでも言ってみろ。会う会わないどころではないぞ。





恒興「…頑張ります」






A「何ゆえそこまでするのですか?」








迎えに来てくれると言っていたのだから、そこは自惚れても良いのだろうけど、だからと言って命を懸けるほどなぜそんなに頑張るのだろうか。



遠くても通える距離に居るというのに。









恒興「それは……」









恒興「A様をお慕いしているからにございます」

31話→←29話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
133人がお気に入り
設定タグ:信長協奏曲 , 池田恒興
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カックン - 文才が有りすぎます。3分の1自分にくださいぃ〜(泣)更新待ってます! (2017年10月23日 16時) (レス) id: fd8c0bdfed (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 面白かったです\(●°ω°●)/更新待ってますo(>∀<*)o (2016年1月18日 1時) (レス) id: f74b6eaea5 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ホントに面白です( ´艸`)続き頑張ってください (2015年1月8日 19時) (レス) id: 17070948cc (このIDを非表示/違反報告)
みけ - 更新まってます!がんばってください! (2015年1月7日 0時) (レス) id: 13644432d2 (このIDを非表示/違反報告)
☆Dream☆(プロフ) - 更新まってます (2014年12月24日 19時) (レス) id: e48c81f2a9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗華 | 作成日時:2014年10月24日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。