[信長協奏曲] 君想ふ

24話 ページ25

恒興「何にいたそうか…」




ワシは明日の“でぇと”に着ていく服を選んでいる。


恥ずかしさもあるが、やはり想い人と一緒に出掛けるのだ。


張り切って当たり前だろう。



だが、いざ探してみるとなかなかいいものは見つからない。


それに、何を着ていいのか分からない。




恒興「……分からぬ。…森殿に聞いてみよう。」




森殿なら妻子持ちだし、いい意見も聞けそうだ。











森「うーん…。いつも通りで構わぬと思うがのぉ…。無理に着飾っても相手も困るであろうし。そんなに構えんでも、きっとうまくいくさ。」





成る程な。


いつもと同じでいればいいのか。


素の自分を見てもらうことが一番大事という事なのか。





恒興「分かり申した。ためになる意見、ありがとうございまする。」






森「まぁ、明日頑張って下され。」






森殿に簡単な挨拶を済ませ、自室に戻り明日の準備を始めた。


A様に渡す物や、服などの支度
を一通り済ませ、自分の仕事に戻った。



明日が楽しみではあるが、少しばかり緊張する。



うまくいってほしいと祈り、少しばかり早い就寝についた。

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