11話 ページ12
今日は私の部屋で、姉様(お市)と母上(帰蝶)と女子会を行っている。
父上のことがみんな好きだから、毎回話のネタはだいたい父上の何処が良いか、誰が一番多く良いところを言えるかなどだ。
初めて私達の会話を聞いた人ならば、修羅場だと勘違いするであろう。
しかし何故か今日は違った。
お市「お主は誰が好きなのじゃ?」
急に振ってきたな。
余りにも急すぎてお茶を吹いてしまったよお姉さま。
A「急にどうしたのです？姉様」
お市「ん?何となくじゃが。」
A「……。」
なんてこった。
自由奔放過ぎて全く先が読めない。
これはあれかなぁ。
スルーしても良いかなぁ。
帰蝶「それは私も聞きたいわぁ!」
母上まで…。
周りに花のオーラみたいの取り巻きながら身を乗り出さなくてもいいですから。
まったくなんだというのだ。
A「居ませぬ。私はその様なものなど。」
お市「嘘を抜かすな。あんなに熱い視線を送っておると言うのに。」
A「なっ…!!」
帰蝶「まぁ!それは知らなかったわぁ」
何嬉しそうにしてるんですか母上!
こっちはバレないように彼を見ていたというのに!
A「…それはあれです。鳥が居たのです。私は大の動物好きですから。」
よし、逃げ口は開けた!
お市「そのわりにはあまり犬や猫と戯れないではないか?」
なにぃ!?
まさかの毎日の何気ない行動パターンは全て読めてますよキーック!が来るとは…!
しかし私はそう簡単に倒れはしない!!
A「毛が着きますゆえ時々しか戯れないのです。」
お市「じゃあ蛇はどうじゃ？毛などはえておらぬからなぁ!」
A「…大嫌いにございます。」
そんなの予想にないですからクラッチ!を決め込まれ、あえなくノックダウン
姉様と母上はやってやったというような顔でこちらを見てきた。
お市「で、A。そなたが好いておるのは誰なのじゃ?」
A「分かってるんじゃないですか?もう。それなのに聞いてくるのはたちが悪過ぎます。」
お市「お主の口からではなくては、本当かどうか分からん。」
あぁもう…観念するしかないか…
A「私が好きなのは……
池田 恒興様です。」
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カックン - 文才が有りすぎます。3分の1自分にくださいぃ〜(泣)更新待ってます！ (2017年10月23日 16時) (
レス) id: fd8c0bdfed (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 面白かったです\(●°ω°●)/更新待ってますo(>∀<*)o (2016年1月18日 1時) (レス) id: f74b6eaea5 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ホントに面白です( ´艸｀)続き頑張ってください (2015年1月8日 19時) (レス) id: 17070948cc (このIDを非表示/違反報告)
みけ - 更新まってます！がんばってください！ (2015年1月7日 0時) (レス) id: 13644432d2 (このIDを非表示/違反報告)
☆Dream☆(プロフ) - 更新まってます (2014年12月24日 19時) (レス) id: e48c81f2a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗華 | 作成日時：2014年10月24日 19時
