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47、有岡side ページ5

萌を家まで送り自分家に帰ってる途中俺は考え事をしていた。


それは、山田と柚香が付き合ったことだ。


いつかは付き合うんだろうなと思ってたけどさ、こんなに早いもんなのか?


2人が付き合ったことは学校中に知れ渡っている。


その理由は山田がモテモテだからだろうけど笑



でも、なんでだろうな。なんで2人が付き合ったこと素直に喜べねぇんだろ。


親友の恋が実ったんだぜ?幼馴染に彼氏が出来たんだぜ?


なのに、なんで喜べねぇんだよ。



有「ん?」


もうすぐ俺ん家だと言うのに何故か俺ん家の前に人影が2つある。



誰かいんのかな?


誰かと思い近づいてみるとそこに居たのは柚香と山田だった。


しかもその2人の手は.....繋がれていた。


付き合ってるから当たり前なんだろうけど....。



でも2人の繋がれている手を見ていると何故かわからないけど胸がチクッといたんだ。


しばらくそこから動けないでいるといつの間にか柚香が家に入っていた。



そして、山田はいきなりしゃがみこんで「はぁ〜〜〜。もう可愛すぎんだろ。」と言い始めた。
山田の耳は赤く染っていた。



すっげぇラブラブじゃん。俺らよりラブラブなんじゃねぇの?



そんなことを思っていると山田が振り返った。山田が振り返ると当たり前に後ろにいる俺が山田の目に映るわけで...。



山「...あ、大ちゃん。」



「...よっ、山田。」


と、笑顔で挨拶した...つもりだった。



「んだよ。人ん家の前でイチャイチャすんなよ笑」



俺はこの場から早く立ち去りたくて足早に自分の家の扉に手をかけた。


でも、山田がそれを止めた。


山「知ってるんだ。俺と柚香が付き合ってること。」


....。もう、呼び捨てで呼んでるんだ..。まぁそりゃそうだよな。付き合ってるんだし...。


「まぁ、あんだけ騒がれてたらな。」


......。しばらくの無言が俺たちを襲う。

この空気に耐えられなくなり俺は山田の肩に手を置き


「柚香のこと幸せにしろよ。泣かせたら許さねぇから。」


そういい帰ろうとすると山田がいきなり俺の胸ぐらを掴み壁にダンっと押し付けた。


「いっ...。なんだよ?」


すると山田は俺を睨みながら話し始めた。


山「大ちゃんに何がわかんだよ。いい加減気づけよ!自分のホントの気持ちに!いつまで気付かないふりしてんだよ!どれだけ柚香のこと泣かせたら気が済むんだよ!」


は?俺は山田言った言葉に動揺が隠せなかった。



泣かせてる?ほんとの気持ち?

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オムライス(プロフ) - 橙猫さん» ありがとうございます!!そう思っていただけて嬉しいです!!更新なるべく早くできるように頑張りますね! (2019年7月23日 19時) (レス) id: c59702fb89 (このIDを非表示/違反報告)
橙猫(プロフ) - 切ないんだけど、何故かキュンとするこのお話が大好きですっ!更新頑張ってください! (2019年7月23日 16時) (レス) id: f439995fb9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6ed377ec8e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おむらいす | 作成日時:2019年7月17日 22時

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