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細い腰に手を回して、背中を撫でるとAくんの体がちょっと震える
Aくん、背中弱い………
指を這わせたら可愛らしい声が漏れるから、また体の奥が熱くなった
「Aくん、可愛い……もっと聞きたい……」
耳元に唇を寄せて囁やけば、ピンクに染まった頬
可愛い、可愛い、可愛い
背中に当てた手を下げて、そのまま服の中に差し込む
直に触れるAくんの肌が滑らかで、ずっと触ってたくなった
「んっ、斗亜、それ、やっ、」
「ん？なに……？」
「それっ、背中っ」
「これ……？」
わざとゆっくり背中を撫でたら、繋いでた方の手をぎゅっと握りしめられ、また甘い声が漏れる
「斗亜っ、」
潤んだ目で見られるから、またひとつキスを落とす
いつもなら足りるのに今日はそれじゃ全然足らんくて、舌を入れてAくんの唇を抉じ開けた
お互いの息づかいとか、手から伝わる体温とか、Aくんが見せる初めての表情とか、そういうの全部に感じてる
きっと、ううん、絶対
確認せんくたって分かる
Aくんも斗亜と同じやって………
背中に這わせた手を脇腹に回すと、そのまま胸の膨らみに触れた
「めっちゃドキドキしてる………」
唇を離して柔らかいそれをゆっくり揉むと、Aくんが自分の口を押えるから、せっかくの可愛い声が聞こえへん
「Aくん、恥ずかしいん……？」
顔を覗き込むと、泣きそうな顔でこっちを睨みながら
「……意地悪っ」
って言われて
あー………もう、これ、嫌がられても止められへんやつや……
繋いだ手を解いて、ソファに体を倒した
首筋にキスをしながら、胸を覆う下着をずらした時、Aくん、小さいって言われてるけど全然そんなことないな、って頭の隅で思った
どこにそんな余裕あったんやろ……
直に触れた胸はあったかくて、さっきより柔らかくて、そして気持ち良かった
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作者名：Saya | 作成日時：2021年7月4日 0時
