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「大丈夫……痛いことせんから」
頭を撫でてAくんをみつめると、そのまま直に胸に触れた
「拓哉っ、……」
「Aくん、めっちゃ可愛い……」
やわやわと優しく揉むと恥ずかしそうに顔を逸らされて、これ以上は抑え効かんくなりそうやから、首筋にキスして体を離した
「ん、おしまい！」
「え、」
「さすがにここでするんは……ね？」
リビングのラグの上はムードないもんな
背中痛そうやし
「Aくんがもっと気持ち良くなりたいなら続けてもええけど……ベッド行く？」
「……西村、丈くんに言うで」
ボタン外れたシャツを握りしめながら睨まれた
「それはあかん！殺される！！」
こんなことしてるん丈くん……いや、丈くんだけやない……
お兄ちゃんらにバレたら大変なことや……
即死やで！即死！！
「なんか言うことないん？」
「調子乗ってすいませんでした……」
「もう絶対、西村が言うダイエットには付き合わへんからな！」
「えーっ！！」
家で出来て、運動になって、愛も育める、良いこと三拍子そろってるのに？
「……大体、今ののどこがダイエットなんねん……あほ」
相変わらず睨まれてるけど、ほっぺた赤いまんまなんがめちゃくちゃ可愛いな
「あ、Aくんって、誠也くんが言うほどとちゃうよね」
「は？なにが？」
「胸。意外とおっき、」
ここまで言ったところで顔面にクッション投げつけられた
「しばくで」
「ごめんなさい……」
あかん、また調子乗りすぎたかも
これはしばらく甘いものも、甘いことも我慢、やな……
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作者名：Saya | 作成日時：2021年7月4日 0時
