関西Jr.になりました (ページ24)

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「いや、ムカつかれても。なんなら俺もちょっとムカついてるし」

「はぁ！？なんやねんお前！」

「いやいや。こっちの台詞やろ」

「何がやねん！！」

「話かけてんのに無視されるし、こっちはなんか気に触ることしたかと思って気にしてんのに」

「気にしてくれなんか言うてないやろ！！」

「顔が言うてるやん。ずっと不機嫌そうな顔で見られてたら嫌でも気にするやろ」

「お前が悪いんやんけ！！」

「だから、何した？って聞いてるんやん。あほなん？」

「こいつっ！！」

「すとーーーっぷ！！！」

末澤くんが俺に近付こうとした瞬間、丈くんが間に入って来る

「あかんあかん！！落ち着け！末澤！！」

「どけっ！丈！こいつめっちゃ腹立つ！！」

「あほか！こんなんでも女やぞ！！」

「こんなんは普通に失礼やけど、別に負ける気せんから来るなら来い、末澤」

「煽るな！！あほ！！」

末澤の体を抑えてる丈くんに怒られた
もう“くん”付けするんやめる
腹立つし

「お前がAの何がそんなに気に食わんと怒っとるんかは大体分かる！分かるから一旦落ち着こ！な？」

「生意気やねん！こいつ！！」

「うん、うん！そやな！」

「なんで同意するんよ！！」

「ややこしなるからお前は黙っとけて！」

「生意気って、歳は下やけど俺一応先輩やで！！」

「ガキが先輩面してんな！！」

「先輩面なんかしてへんわ！！」

「あーーーっっっもぉっっっ！！ええから黙れって！！！」

丈くんの大声が響き渡り、言い合いしてた俺と末澤は一時停止した

「え、なになに？なんの騒ぎ！？」

レッスン室に戻って来た康二くんが慌ててこっちにやって来る
その後ろに大吾も続いてる

「康二！！大吾！！こいつ外連れてけ！」

「え？あ、分かった！」

すごい剣幕の丈くんに圧された康二くんに腕を引っ張られ、大吾には背中を押され、すぐに外へ連れ出された