愛され声優の彼女は。【男性声優】

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「俺は、高一の時にりつと友だち二人と四人でディズニー行ったことだね」

「あー！あったあった、懐かしい！」

「四人っつっても、あとの二人はカップルだったからね。二人で乗るようなアトラクションは、ほぼ俺とりつで乗ったね」

「そうだったそうだったw
私が仲の良かった女の子と梅ちゃんが仲の良かった男の子が付き合ってて。非リアは邪魔しないようにね」

「りつが、あれ、タワーオブテラーだっけ？が怖いっつって頑なに行きたがらなくて、俺とカップルってのも気まずいからー、カップルが帰ってくるまでずっと一緒にその辺ブラブラしてた」

「そう。チュロスを一緒に食べたねー。あとお土産屋さん回ってみたりとか。二人はファストパス使ってなかったから、すごく時間がかかったの。その間ずっと喋ってたかな」

「なんの話したっけ」

「私の弟たちの話とか！」

「そうだ。あのー、こいつ弟が二人いるんですよ。双子で。四つ下だっけ？」

「そうそう！四つ下だからもう二十歳はとっくに超えてるんだけど、やっぱり弟は幾つになっても可愛いものだよねっ」

「りつは弟大好きなんでね。あ、でも、弟二人のりつの大好きっぷりはもっとすげぇわ。あれはもうシスコンって言っていいレベル。
まあね、俺もりつの弟とは仲良くしてるけど、やっぱ良い奴ですよ。りつと違って運動できるし」

「うるっさいなぁ」

「ww
りつは？俺関連の思い出何かねーの」

「私はね……、毎年のバレンタインデーかなぁ。
梅ちゃん、中身はともかく顔はイケメンだから、やっぱりモテるわけですよ。他校からもチョコ貰うのとか結構ザラで。でも梅ちゃん、甘いもの苦手じゃないですか？だから、申し訳ないんだけど、三分の二は私が食べていました……。ああ、かつて梅ちゃんにチョコあげてた子がこのラジオ聞いてたらどうしよう！まことに申し訳ありませんでしたっ」

「めっちゃ謝ってるしwラジオだからお辞儀しても見えねぇよww」

「あ、そっかw」

「まあいいんじゃないですか？俺がモテすぎてたのが悪ぃんだし」

「何この人、ムカつく……！」

「ふははww」

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