☆１６ ←（加筆、訂正あります^^;） ページ16
智と彼女が風呂から上がって、気まずい空気から逃げる様に入れ替わりで風呂に入った。
上がった時には二人の姿はなく、ダイニングの椅子に座ってテレビをザッピングする。
結局、芸人が楽しそうに話してるのを聞きながら、リモコンを持ったままテーブルの上に突っ伏した。
賑やかなのが、やたら落ち着く時ってない？
今は何かそんな感じなんだよね…。
なんかさ、ソファに座ろうとした瞬間、彼女がここで寝ている事を思い出すと何となく座れなかったんだよな。
って、何を意識してんだ。
Aに似てるから？それとも、オレ本当に溜まってる？
くくっと笑いが込み上げてくる。
相変わらずリモコンをしっかり握ったまま、椅子の背に体を沿わせる様に凭れ掛かり、両手を上げて伸びをした時、突然声を掛けられて少しビクついた俺の手からリモコンが落ちた。
彼女がパタパタと駆け寄ってきて、それを拾うと「どうぞ」と俺に差し出す。
「どうも。智、寝た？」
「はい。あの…。さっきの…。」
「あ、あー。ごめん。まさか、いるとも思わず。」
「え？あ、それは大丈夫です。」
大丈夫なの？見てませんって言えない位、結構しっかりと見ちゃったけど？
「そ…なの？いや、でも。ごめん。あれ？じゃあ、さっきの…って？」
「相葉さんとの、話なんですけど。」
「あぁ。あれ？気にしなくていいから。色々あったんだよね。うちの奥さんと、雅紀とオレ？」
戯けるように笑うと、目の前の彼女はそれに対しても反応なく。あれ？と首を傾げる俺を真っ直ぐ見つめる彼女の視線に、一瞬息を飲んだ。
「二宮さんが私でいいなら、その…私は大丈夫です。」
「は？」
「だ、だから、私でお役に立てるなら。」
「え？」
「…さ、さっき溜まってるって言ってたやつです！！」
「………はぃぃ？！」
自分でも驚くくらい間抜けな声が出る。
そのまま暫くの間、真っ赤な顔をした彼女と間抜けな顔をした俺は、ただただ見つめ合っていた。
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リュリュ(プロフ) - asamiさん» asamiさん☆こちらでもあちらでもありがとうございます！長い時間かけたにも関わらず、最後を見届けてもらえて嬉しいです！またいつか…☆本当にありがとうございました！ (2019年1月23日 21時) (
レス) id: 533f88702c (このIDを非表示/違反報告)
asami(プロフ) - お久しぶりです！待ってましたよ(^^)ありがとうございます！リュリュさんのお話大好きだから、これでおしまいだなんて寂しいです。。でも…また会えますよね？(^^)素敵なお話をありがとうございます！ (2019年1月23日 19時) (レス) id: d53227b1bf (このIDを非表示/違反報告)
リュリュ(プロフ) - うふさん» うふさん☆お返事遅くなりました。きゃー！涙雪！ありがとうございます。待っていてくださって嬉しいです。うふさんのコメントが優しさで溢れてて感激です。どうぞ最後までよろしくお願いします☆ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 533f88702c (このIDを非表示/違反報告)
うふ(プロフ) - リュリュさんおかえりなさい！お休みされてる間も私の大好きな涙雪を何度も読んでは、リュリュさんのことお待ちしていました(^-^)優しさが溢れるようなリュリュさんの作品が大好きです。このお話も楽しみにしています！ (2018年5月29日 21時) (レス) id: 70c23ef30e (このIDを非表示/違反報告)
リュリュ(プロフ) - はるさん» はるさん☆読んで頂けるだけで嬉しいのに、コメントまで…。いつもありがとうございます(*^^*)またお会いできて嬉しいです。最後までよろしくお願いします！ (2018年5月28日 13時) (レス) id: 533f88702c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュリュ
| 作成日時：2016年12月30日 0時
