検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,512 hit

1話 ページ2

Aside




ん……?





朝だよ朝だよと鬱陶しいくらいに眩しい光が、カーテンの隙間から差し込む。





時計を確認すると、まだ目覚ましに設定した時間とは、1時間ほど早い。






今日…なんかあったっけ?






私は、なにか楽しい行事がない限り、こんなに早くは起きないのだ。






起きたばかりでまわらない頭をまわす。






…ん………?







あ、







進学…!!!

今日から2年生!!クラス替え!!!





A『よっしゃああ!今日はいつもより早めに出るぞおお!!』



母「A?!朝早いのは珍しいけどうるさいわよ!!??もう起きてるなら降りてきなさい!!」



いやうるさいのはお母さんもだと((((お母さん「わかったー??!!」


A『心の底から承知いたしました!!』




朝ごはんを口の中に急いでかきこみ、アイロンがけされてある、いつもより綺麗な制服を着て鏡の前に立つ。





A『やっぱり顔だけはいつも通りなんだな。』




そんなこんなで、いってきますと家を出る。








上機嫌のまま、いつもの道を鼻歌でも歌って歩く。



そういえば、今日は一緒に行こうってころちゃんたちが言ってたな。




ころちゃん達、というのは、幼馴染でもあり。すとぷりという6人の歌い手グループの中の一人だ。




そのまま横断歩道の近くまで歩いていく。





莉犬「あ!!!A!!きたきた!」


ころん「おそいんだけどーww」


さとみ「お前朝寝坊してただろw」



人のこと言えない人いるし、先越されるし。

どんだけ早いんだよ。家からここらへんまで、私よりも遠いじゃないか。



A『早すぎww』




そういって、ピカッと赤から青に変わる信号を見て、幼馴染の元へ走った。







その瞬間。








私のすぐ側で、ドンッと鈍い音がした。







あれ、体、すっごい痛い。








バタッ






目の先には、真っ赤な鮮血が流れていて。









あぁ。私ひかれたんだ。









最後に聞こえたのは、どこか聞き覚えのある、6人の声だった。

2話→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , ころん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年3月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。