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Secret24（番外編） ページ24
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今朝、大きなキャンバスを持った美大生とすれ違った。
その瞬間に鼻の奥をツンと突き刺さるような匂いが
漂って、妙な懐かしさと切なさが胸の中に広がった。
.
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『何の匂いだっけなぁ...』
必死にその記憶を手繰り寄せる。
『あ...!』
そうだ、テレピン油だ。
テヒョンと付き合っていた時、彼は絵が大好きだった。
でも私は油絵の異様な匂いが嫌いだった。
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...
「俺、この匂いがないと眠れないんだよねぇ」
穏やかな笑顔で笑うテヒョンを見たら、
私もこの匂いが好きになりたいと思った。
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『これ、何の匂いなの？』
「多分これ。テレピン油」
油絵の具がびっしりついた汚い瓶を手に取る
「どの作品にも使う油だから、どうしても染み付いちゃうんだよなぁ笑」
絵のことを話すテヒョンは本当に嬉しそうで、
そんな彼が私は大好きだった.
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twiceペン?(プロフ) - とても面白いです！！更新待ってます (2018年11月24日 6時) (
レス) id: b8067518fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェニー | 作成日時：2018年11月7日 20時
