7日目:勉強会 ページ7
10月19日(土)
「よし帰るか。勉強どこでする?」
『どこでも大丈夫です!』
昨日、私の宿題が終わっていないことを知った大地さんが気を利かせてくれて、今日は勉強会。
「図書館でいいか?」
『はい!』
歩いて5分ぐらいの図書館で勉強会をすることになった。
「で、なに教えてほしい?」
『数学をお願いします。。』
そういうと隣の椅子を近づけ、机に肘をつき問題集を除いてくる大地さん。
近すぎて全然集中できない。
「このバツのところ、公式違うぞ。公式わかるか?」
『えっと、、、、』
「丸暗記しようとすると覚えられないぞ。教科書持ってるか?ここがこうなるから、公式ができる。わかったか?」
『わかりやすい!』
「それは良かった!解き直してごらん、」
前までわからなかった問題がスラスラ解ける
「おぉ!正解、良くできたな!」
『大地さんのおかげです!』
「どういたしまして、よしあとこれやってみよう。」
大地さんに教えてもらいながら、どんどん進めていくとあっという間に終わった。
「おつかれ、良くできたな!」
ポンポン
頭をポンポンされて思わず顔に熱が集中した
「あぁ、ごめん。頑張ってから、、、」
気づいた大地さんも赤くなってしまう。
「明日も勉強会するか!」
赤くなった顔を隠すように大地さんは言った
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「大地さんの勉強進まないですよね?」
『俺はもう勉強ほとんど終わってるから大丈夫だぞ!2年の復習も受験に繋がるから、気にすんな!』
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年10月13日 23時