【HQ】大地さんの隣(短編集)。 (ページ21)

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21日目:こけた。ページ21

11月2日(土)

「今からロードワークだ。準備できた人から、外行って門のところ集合なー。」

みんな「はい！」

清「Aちゃん、タオルとストップウォッチ持ってきてもらってもいい？」

『はい！わかりました！ドリンクおねがいします！』

清「はい、まかせて！」

「全員揃ったかー？」

『やばい、ストップウォッチ忘れた！すいません！取ってきます！』

「なるべく急いでな。でも焦らずな。」

『はい！』

やばい。急がなきゃ。そう思って走り始めた。

体育館までダッシュで戻ると、扉を閉めた時に置いたであろう、ストップウォッチが、扉のそばに置いてあった。

よかった、よし戻らないと。

そう思って走り始めた。

ガッシャーン。

足元の側溝の蓋が少しズレているのに気づかず、思いっきりこけました。

膝と手からめっちゃ血が出てる！

でも誰にも見られなくてよかった。

急がなきゃ！

また走り始めました。

『お待たせしました！』

「おい、血が出てるぞ。」

『転んじゃって。なんでそんなみんな見てくるんですか！』

西「だいじょうぶかー？」

月「プッ...」

日「え、死なない？死んじゃダメですよ！」

「洗ってきなさい。」

『いってきます。』

「歩けるか？」

『大丈夫です！潔子さん、あとお願いします！』

清「わかった。いってらっしゃい」

「よしじゃーこっちは、ロードワークはじめるぞ。」

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帰り道、心配した大地さんがおんぶをするべきか、迷っていました。

それは流石に恥ずかしいので、荷物だけ持ってくれました。